王さまに天使がやってきた ページ21
*
｢ルカたん…………！！！！！！｣
おれは勢いよく扉を開けた
- - - - - - - - -▷◁.｡
そろそろおれがもう何十回目の誕生日を迎えようとしている頃だった
突然家に、｢妹さんが｣という電話が来た
おれは急いで家を飛び出し
｢病院｣に向かう
夜間入口から入りそこら辺にいた看護師の人に事情を説明して、ルカたんのいる病室まで歩いて
冒頭に戻るんだ
｢お兄ちゃん、静かにしなきゃこの子が起きちゃう｣
｢ご、ごめ…｣
愛おしい妹の腕の中で眠る小さな命
もう言わなくたって分かるよな？
産まれたんだ、妹の子が。
いやいや、決しておれの子じゃないから。あくまで姪っ子だから？
あーあ、おれの妹にもついに子供が出来ておれもおじさんかぁ…。
なんて思っていた時
"れお兄さん"
"れおおじさん"
あれ
その声にその呼び方、おれどっかで_________
頭の中でどこか聞き覚えのある声と呼び方に思わずフリーズ
首をかしげるルカたんの中で眠る赤ちゃんに目を向ければ呑気にすやすやと眠っている
｢お、お兄ちゃん！？もー、なんでお兄ちゃんが泣いてるの！｣
｢え、おれ泣いてる？｣
ルカたんに言われて頬を触れば確かに涙が流れていた
瞬間、病室の扉が開いた
入ってきたのは
｢れおくん、妹ちゃんたちは！？｣
｢いいいい泉さんっ…！？｣
｢ああ、無事に産まれたんだそっか…｣
｢ほわァァァ、very cuteです…｣
｢これが月ぴ〜の姪っ子かぁ。｣
｢んふふ！可愛いわねぇ！｣
現役アイドルユニット、おれのユニット
Knightsのメンバーら。
取り囲まれるルカたんとその子供
なんだっけ、そこにルカたんは居なくてさ
でもあの中心に誰か………………
他の子がいた気がして
｢待ってたよぉ、。｣
｢あっ…｣
"未来で待ってる"
セナの発した言葉が、あの日おれに向けられたそれに似ていて。
思い出した
そっか、おれ忘れてたんだ。
学生の頃、おれたちの前に降ってきたあの子のこと。
なあ、いまおれたちの世界は平和だよ。
きっとお前が頑張ったんだよな
ああ、頭がぐちゃぐちゃだ。
｢ちょっとぉ、れおくん泣きすぎ。ほら、見てみ。ちょー可愛い。｣
そっと指を差し出せばキュッと柔く握ってくる小さな小さな手
｢ははっそうだな、ちょー可愛い｣
おれは涙を拭いながら、溢れ出るインスピレーションをそこらの紙に書き留める
タイトルは…
"おれに天使がやってきた"
*
fin.
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夢花(仮垢) - はよ！はよ！！！(ゆうたくんと同じクラスなの嬉しい((殴 ) (2019年7月9日 10時) (
レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
さゆな(プロフ) - 夜月さん» 夜月さんこんにちは！私です！ww幼女にするか悩んだんですよ...ありがとうございます！更新頑張るのでよろしくお願いします！！ (2019年7月2日 11時) (レス) id: b90089acae (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - 誰かと思ったら貴方様でしたかwシンデレラの方も見てます♪今回は…レオ(knights)中心なんですかね？いやーレオが叔父さんw想像つかないw私に天使が舞い降りたにタイトルが似てたので幼女かな？って思ったらまさかの物理的()こっちも展開楽しみにしてます♪ (2019年6月30日 12時) (レス) id: 3bb4ad65c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さゆな | 作成日時：2019年6月29日 8時
