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「おい、凛月大丈夫か?」

「…ま〜くん」


あの後

何故か帰る気にもなれなくて自身の教室で一眠りをしていた所を幼なじみであるま〜くんに起こされた

傍には、1本の炭酸ドリンク。ま〜くんが買ってきてくれたのかな。



「お前すっごい顔色悪いぞ…なんかあったか?」



ま〜くんは俺の顔を覗き込みながらサラっと俺の頭を撫でた。
顔色が悪いなんて周りからいつもの事のように言われてるし、そこまで体調が優れてない感じはしない。


じゃあ、どうして


そんなものとっくに分かりきっている。
あのノートのせいだ。

Aが書いた「先輩対策ノート」



誰とは書いていなくて、パラパラ読みだったから日記じみた内容も頭に残ってなんかない。



「あー、もしかしてあれか。…Aの事?」

「ん"ん"っっ」



いつもは鈍感なくせに、なんで今回に限って的確に俺の痛いところ突いてくんの。
意味わかんない。




「まあ、なんだ。相談くらいのるからさ?話してみろよ」

「…俺が何言ったって、笑わない?」

「あたりまえだろ〜?ほれほれ、話してスッキリしようぜ♪」




うっすらと月明かりが差し込んでいた教室は蛍光灯の光で照らされた。


対面するように前の席の椅子をこちらに向けて座るま〜くんを見上げて、俺はボソボソと語り出す。



「さっき、は〜くん探しに教室に行ったらあの子が寝てて。ちょっと様子見た時にノートを見つけちゃってさ〜…?」

「ほお、ノート」

「俺興味本位で見ちゃったんだよね〜…開けてみれば中身は日記じみた内容と、…Aが好きな奴をデートに誘うって。」

「ん"ごほっ!!げっほ!!」

「…ちょっとま〜くん、大丈夫?なんでま〜くんが荒ぶってんの?」

「い、いやなんでもないぞ!続けてくれ。(え、え、凛月まさかそれ気にして…………?)」



スポドリを口にしていたま〜くんは盛大に噎せて、ありえないって顔をした。
真剣な話してるのに逆にありえな〜い。


「まあ、それで色々と考えちゃって。もう俺は必要ないのかな〜とか、俺の知らない奴なのかな〜とか。」

「…………………」

「ま〜くん?」


さっきまで相槌を打ってくれていたのに、急にピタリと動きが止まる。
俺はさっきされたように顔を覗き込めば、肩をがし!っと掴んできた。


「凛月、今から言うことは絶対間違いじゃないと思うんだ。お前____



__Aの事が好きなんだろ。」


「____は?」



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苺ミルク飴(プロフ) - すごく面白かったです!!!続きがとても気になります!!更新、楽しみにして待ってますね!頑張ってください!応援してます! (2021年12月14日 20時) (レス) @page31 id: 976df8db05 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なこ x他2人 | 作成日時:2019年7月26日 0時

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