甘々イチゴ2【すとぷり短編集】 (ページ5)

今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:42,915 hit

過去と出会い...... ページ5

過去と出会い5

口をあんぐりと開けてフリーズしていると

『ななもりさん…大丈夫ですか？』

と言われた

可愛すぎてフリーズしたとか言えない

な｢大丈夫大丈夫！びっくりしただけ！｣

『なら良かったです』

昨日よりも笑顔が増えた彼女

かわいい

『どうぞ！』

な｢ありがとう｣

健康的な和食が並んでいた

な｢久しぶりに朝に和食食べるかも…｣

『ほんとですか？ならちょうど良かった！』

な｢いただきます｣

『いただきます』

1口食べれば、頬が緩んでしまうような美味しさ

ほんとに学生なのかこの子は

『どうですか？』

な｢めっちゃ美味しい…｣

『良かった…』

嬉しそうに笑う彼女はとても可愛かった

ーー

な｢ごちそうさまでした｣

『おそまつさまでした！』

な｢洗い物くらいはやらせてね｣

『え、せめてキッチンまで運ばせてください』

な｢いやいやいや｣

『ダメです』

な｢でも｣

『ここにいる時点でお世話になってるので』

な｢うっ…()｣

彼女の威圧感に負けてキッチンに運ぶのを
手伝ってもらった

テレビで流れてきたニュースに
ふと足を止める彼女

何かと思って振り向くと

ニュース
｢先日、××市×××マンションにてAさんが
じさつしているのが発見されました。
警察はじさつの理由を捜査です。｣

テレビに映っている顔写真は彼女だった

ｶﾞｼｬﾝｯ

ﾊﾞﾘｰﾝ

お皿の割れる音

テレビから流れる親らしき人の声

目の前で聞こえるか細い声

『私…死んでないよ…』

君は今何を考えているの

俺は

君のこと何も知らない