甘々イチゴ2【すとぷり短編集】 (ページ13)

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聞き覚えのない声

でも抱きしめられた体に伝わるぬくもりは”カレ”のもので

「僕の彼女にこれ以上手を出すなら、警察に突き出しますよ」

ﾅﾝﾊﾟｼ「ｸｯ…警察は勘弁だぜ…」

警察という言葉に危険を感じた男は逃げていった

『るぅとくん…だよ…ね？』

る「A、ごめんね遅くなってほんとに」

『大丈夫だよ』

る「とりあえず近くのお店入ろ。みんながこっちみてる」

私が人目を気にしてるのに気づいた彼はそっと店に誘導してくれた

しっかり個室席にした彼は、来た店員さんに矢継ぎ早に何かを頼んでいた

まるで追い払うかのように

店員さんが居なくなると、急に眉間にシワを寄せる彼

る「ねぇ」

『…なんでございましょう』

る「カフェとかに入っといてって言ったよね」

『言ってましたね…』

る「なんで時計台の下に居るの！！！！」

『すぐ来るかなーって…』

る「もー！A可愛いから絶対危ない！だからカフェに居てっt」

店員「お待たせ致しました」

まさかのタイミングで店員さんが来て、紅茶とパンケーキを置き、ごゆっくりどうぞと告げていなくなった

しばらくぽかんとしていた彼は、まだぷりぷりと怒りながらカップのひとつを私に、パンケーキを二人の間に置いてくれた

る「いーい？次から絶対僕より先に来ちゃダメ！」

『ふぁい…』

る「今日はパンケーキ4分の3食べてやるー！！」

可愛いことを言いながら、パンケーキにフォークを入れる彼を見ながら、さっきの事を頭で思い浮かべなおす

『でもさ』

る「ん？」

『かっこよかったよ』

照れるかなと思って言ってみたが、彼は

太陽のような笑顔で

___当たり前じゃん！Aの彼氏だもん

と言った

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Thanks for ねむねむちゃん。ｻﾏ