すき。・・どんなおれもすき？(tkxin)すき。シリーズ(７)

＝可愛い、可愛い。２＝ ページ2

＿＿＿＿生き地獄。


ツライっす。もう無理っす。

暴走しちゃいそーっす。

キスも軽〜いのしか、できねぇーし。

慧の部屋だしさぁ〜。



つーか、もし激しいのしちまったら

止まんなくなりそうだもんな・・。



はぁぁあぁ――――。マジつれぇ〜。辛ぇ〜〜。






＿＿＿＿休みの日の朝７時。

慧の部屋で起きて、オレは自分の部屋に戻って

２度寝を決め込んだ。

寝るしかねぇ、ふて寝だよな、マジさ〜。




ぐぅ。ぐぅ。寝てたオレの顔の横で

携帯がブルッと震えて

オレは「うー。」って唸りながら

モゾモゾ動いて電話に出た。


「＿＿もしも・・し。」


『あ。ゆーや？』


「んー、どーした？慧・・。」


『えっとー。まだ寝てた？』


「ん〜、ああ。寝てた。」


『そっか、ごめんねぇ。
　んっと、あのね・・今、１０時３０分なの。』


「お〜〜。・・んで？？」


『んっとーだからね。
　雄也、おしゃれして１１時におれん家来てほしーの。
　・・・来れる？？』


「あ――。１１時。・・ああ、行ける、行ける。」


『はぁ〜、よかったっ。
　じゃ、１１時に来てね。おしゃれしてね、雄也。』


「お〜〜〜。おっけー。」



電話をピッと切って、

ほんの少しボーっとしてから

「さてとっ。」ってオレはベッドから起きて立ち上がり


「おしゃれして＿＿＿か。」と呟いてから

オレは支度を開始した＿＿＿＿＿＿。


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿



「よしっ、パーペキっ。
　ふふ、色男過ぎて・・誰もが
　振り向いちゃうぜぇ〜〜〜。」

とか何とか言っちゃって〜〜。



つーかさ、オレの最初の設定、クールなイケメンじゃなかった？？

・・まぁ・・いっか。




オレは、超めかし込んで＿＿＿つっても、

細身のジーンズに、Ｔシャツだけどさ・・。



つーか、髪型は、バッチシ決まってんぜっ。

ひゅー。ひゅー。・・ひゅーひゅーじゃねーよ。



「っと、いっけね。
　一人で脳内コントしてる場合じゃねーな。
　５分前行動、５分前行動。」



オレは部屋を出て階段を軽やかに降り

リビングで親父に

「じゃ、俺行ってくっから。」



親父は何だか勘が鋭くて

いつもと変わんねー格好のオレに

「おっ。デートか？この色男
　生意気に、めかし込んでっ。ひゅー。ひゅー。」

だって＿＿＿。



ひゅー。ひゅー。って・・親父・・。





「行ってきや〜〜す。」っと家を出て

門を出た所でバッタリと＿＿＿。


「や、薮＿＿＿＿＿＿？！」

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