好き、好き、大好き2

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『ごめん、ちょっと遅くなる』


佑亮からのLINE
てっきりもう帰ってると思って
家に行ったら、このLINE
佑亮のお母さんに上げてもらっちゃったし

1人で佑亮の部屋で待つとか、
どういう状況…

こうやって、隠れてって言うか、
コソコソ佑亮と勉強するって
昔じゃ考えられないや
美咲に気を遣ってる、私は
本当の気持ち言ってないとか、
ありなのかな？
きっとダメ
今日のことで美咲はやっぱり
いい子ってわかった。

それと同時に自分への嫌悪感が
襲ってきた


佑亮「お待たせ！！！」


A「わ！」


佑亮が勢いよく部屋に飛び込んできた


佑亮「っはぁはぁ…」


A「どうしたの？」


佑亮「A待たせてるって連絡きてさ、急いできた」


A「別によかったのに…
無理して今日じゃなくても、
で、どうしたの？」


佑亮「あー、今日は海と海の友達まるが見たいって言うから、それでね」


A「そうなんだ。それでどうだったの？」


佑亮「親さえよければ、すぐ引き取るってさ。あと、学校で飼うのは危ないから2、3日海が預かるって」


A「よかった…海君もさすがだね」


佑亮「海って行動力あるよな〜」


A「うんうん」


佑亮「さ、勉強しようか」


A「あ、うん」


佑亮「今日は？」


A「あ、明日の単語のテストの勉強かな」


佑亮「わかった！」


A「あ、あのさ期末の勉強
4人でしない？」


佑亮「いいよ」


A「やった！」


佑亮「そんなに？」


A「楽しみだもんね〜」


佑亮「はいはい。」


佑亮が教科書に目を落として
勉強を始める

佑亮の俯いた顔、真剣でドキッとする…

勉強してる間ずっと佑亮の顔を見てた

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