フツウ【5】 ページ7
次の日。高校の入学式。
電車で行くと言ったのにゾムが聞かなくて今日だけ車での登校を余儀なくされた。本当に過保護だよ…。
でも運転するのは組の下の方。ゾムじゃないんだ。
当の本人はちゃっかり後部座席の私の隣を確保し、窓を眺めている。頬杖をついて窓を眺めるゾムの横顔は綺麗だし、切れ目に綺麗なエメラルドのような瞳。少し結われた後ろ髪。思わず見とれてしまう。
そんなことを考えているとキッと車が止まり学校の裏側へ止まった。正門にこんな黒の大きな車が止まったら嫌でも変人扱いだ。それだけは勘弁。ということで裏口に止めてもらうことにした。
運転してくれた人に『ありがとう』とお礼を言い、扉を開けて出ていこうとする。まだ少し時間はあるけれど早めに行っておいて損は無い。
扉に手をかけると片方の手をゾムにひかれる。思わずバランスを崩してゾムに背を預ける状態に。どきりと心臓がはねた。
『な、なに…』
zm「ちょい待ってもらっていいですか」
ゾムの言葉に頭に"？"と疑問符が浮かんだ瞬間。
いきなりゾムがスーツを脱ぎネクタイを解き、シャツをのボタンを脱ぎ始めた。それは一瞬の事のように感じあっという間にゾムの上半身は裸に。
『な、なななななにしてるんだ！！』
思わず手を覆って扉のほうへ下がる。覆ったことで手から感じる顔の熱。とても熱い。きっと自分の顔はりんごのように真っ赤なのだろう。
zm「何って…着替えてるんですよ」
『それは見てたらわかる！なんで脱ぐ必要があるんだと言ってるんだ！！』
zm「へ？俺も学校行きますから」
『は？…………今なんて、』
zm「やから俺も学校に行きますよ。ほら、ここに用意してます」
にっこり笑顔のまま彼は足元にあった紙袋から布を取りだした。それは確かに私が今通おうとしている学校の男子制服だった。
『お前……今年で何歳だよ』
zm「ピチピチの25っす」
『25歳が学生していいのか！！！！？！』
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アスター(プロフ) - 園田さん» 好きな系統に入ったんですか…！？嬉しすぎます(泣)ぜひDMへ送ってください！！ありがとうございます…！！更新が止まってるにも関わらずそう言っていただけて嬉しいです…… (2020年12月5日 21時) (
レス) id: 46eca6b6c3 (このIDを非表示/違反報告)
園田(プロフ) - アスターさん» 最近自分の好きな系統の小説があまりなかったので嬉しいです…………それと夢主ちゃん描けました……!!Twitterやってるとの事だったのでそちらでDMで送りたいのですが、よろしいでしょうか……？ (2020年12月5日 20時) (レス) id: 54cf7fdd20 (このIDを非表示/違反報告)
アスター(プロフ) - 園田さん» 読んでいただきありがとうございます！そう言って貰えるととても嬉しいです…(泣)更新頑張ります！！夢主描いていただける件、とても嬉しいです！ぜひよろしくお願い致します！！(嬉涙) (2020年12月4日 23時) (レス) id: 46eca6b6c3 (このIDを非表示/違反報告)
園田(プロフ) - むちゃくちゃ面白いです………………更新楽しみにしてます………!!もし良ければですが夢主ちゃんを描いてもよろしいでしょうか…？あまり上手くはないですが…… (2020年12月4日 16時) (レス) id: 54cf7fdd20 (このIDを非表示/違反報告)
アスター(プロフ) - 白い風船さん» ありがとうございます！亀更新にも関わらず読んでいただけてとても嬉しいです！！これからも更新頑張って参りますのでお付き合いいただければ幸いです！ (2020年10月31日 1時) (レス) id: 46eca6b6c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アスター | 作成日時：2020年5月21日 18時
