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「おはよー、�盒供�お前、迷子になりかけとったやろ？ 地元のくせに」
「人が多くてわかんなかっただけだし」
「アホやん。人混みの中で1番イケメンなヤツ探せばそれが俺やねん」
「出ました、ナルシスト」
「事実やから」
結局週末、私は永瀬にラーメンを奢ることになった。
あれからのたった数日間で驚くほどうざ絡みをしてきた彼のことは、
「くん」付けするほど丁寧な扱いをしなくてもいい人物という認識になり、
結果的に「永瀬」呼びに落ち着いていた。
仲の良い男子ができるなんて、小学生の頃以来だった。
紫耀がいた頃は、紫耀つながりで他の男子とも仲良く遊んでいたけれど、
彼の事故以来そういう交友関係もぷっつり途切れてしまった。
中学に上がったら、男女の友情というのはそれまで通りではなくなった。
「仲が良い」というのはすなわち「恋人どうし」になる可能性を帯びていた。
そもそも「仲が良い」男子がいなくなってしまっていた私は、
そういう思春期特有の「あたりまえ」の変化も十分に経験することが出来なかった。
紫耀が生きていたら、私たちはずっとただの「仲が良い」幼馴染のままだったのか、
それとも、お互いに気まずくなって疎遠になってしまっていたのか、
どうなんだろうと、答えの出ない不毛な問いをたまに考えたりもした。
「ほんなら、ここで奢ってもらおっかな〜」
永瀬は行列が出来ている店の隣の、こじんまりとしたラーメン店の暖簾をくぐって行った。
こういう店は初めてだったから、ちょっと緊張した。
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夜木(プロフ) - いむさん» ご丁寧にありがとうございますw一気読みお疲れさまでした！珍しくあまりボケずに書いたので気に入って頂けて良かったです( ;∀;)(by生きてる紫耀くんメインが完結しない平野担) (2020年11月17日 22時) (
レス) id: 9b6e1cc694 (このIDを非表示/違反報告)
いむ(プロフ) - 夜分遅くに失礼致します。一気読みして大号泣しました。物語でこんなに泣いたのは初めてだと思います。それくらい、心に響く作品でした。ありがとうございました！ (2020年11月17日 2時) (レス) id: 1eeed365fd (このIDを非表示/違反報告)
夜木(プロフ) - れおさん» れおさん、コメントありがとうございます。とても嬉しいです！！！ (2020年6月13日 13時) (レス) id: 9b6e1cc694 (このIDを非表示/違反報告)
れお(プロフ) - コメント失礼します。めちゃ涙腺崩壊でした。紫耀くんが優しさの塊で…切なさもありつつ、感動もあって最高でした！！何回も読み直してます笑 (2020年6月13日 9時) (レス) id: ad2f82eb65 (このIDを非表示/違反報告)
夜木(プロフ) - HARUさん» HARUさん、ありがとうございます！コメントとても嬉しいです！途中かなり放置してしまったのに最後までお付き合いいただき幸甚の至りでございます。笑 HARUさんのヤンデレ海ちゃん、楽しみにしております！無理なさらず頑張ってください(*^^*) (2020年5月27日 12時) (レス) id: 9b6e1cc694 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜木 | 作成日時：2020年4月1日 1時
