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正反対なキミ ページ4

*









「お話聞きましょうか?」





え?




俺が目の前の女の人に、彼女の面影を探していると、




女の人は、また心配そうな顔に変わって、こう言ってきたのだ。



あまりに突然の提案に、というか、


見ず知らずの人への対応、こんなんで大丈夫か?


なんていう驚きで、


俺と女の人の間に微妙なフリーズ時間が訪れた。









そこでようやく、俺と女の人の目がバッチリあったきがする。







「いや、誘ってるわけとかじゃなくてですね」



「あ、誘ってるとかはさすがに思ってないか」





うーんなんて、わざとらしいジェスチャーを加えながら、



女の人は一人で悩んでみせる。






「引きました?なにいってるんだろって、」





目が合った瞬間、




急に、自信をなくしたかのように女の人はおどおどし始めた。







まったくもって、




動きのよめない女の人に、




思わず鼻から息が漏れる。





「引いてませんよ」




思わず失笑気味に話してしまうと、




女の人は、またにんまりとした笑顔を見せる。









「笑いましたね」









なんて、奇妙なことを言う。









*

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作者名:坊ちゃん | 作成日時:2020年2月15日 0時

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