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夢�� ページ3
貴方が閉じ込められたのは、眩しいくらいに明るい空の夢です。
貴方の体は浮き始め、アスファルトからどんどん離れていきます。
時間が経つにつれ近くなってくる淡い水色の空に貴方は見惚れてしまいます。
空は冬に吐く息のように白く、それでいて柔らかそうな雲を浮かばせています。
遠くから来たのは、生きている間ただ一人心を許したあの人。
貴方が
「そろそろ行かなきゃ」
と言うと、彼は
「どうか、お元気で」
と作り笑いをしてみせました。
あの人の目尻の方からキラキラ光る宝石のような物が頬に伝っていったのは、きっと苦しかったから。
…そんなふうに苦しめてしまってごめんね。
「絵に描いたようないい夢を。」
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作者名：隙間(生きてる) | 作成日時：2018年7月19日 0時
