ソリダスター side.Z ページ26
.
ペ神とグルッペンが話しとったら聞こえてくる足音。
その足音は総統室の前で止まる。
ノックをして返事を待たず扉を開けるのは例のご令嬢
「ごきげんよう、総統様...あら？」
ペ神とは初対面らしく、首を傾げている。
「これはこれは、元気なご令嬢様なことで」
雑面があるから分からんけど、笑いかけたと思う。
やめとけ、変に言い寄られるぞ！
「お見苦しいところを失礼致しました。
A・ルスクドゥーテと申します」
スカートをつまんでキレイにお辞儀しとる。
そういうのを見ると、ちゃんと教育は受けてるんやんなぁ...としみじみ思う
「君が...僕は軍医のしんぺい神。
よろしくね」
「はい！よろしくお願いいたしますっ！？」
俺らがよく話をしてるからか、言葉を漏らすペ神。
歩きながら自己紹介して、アイツの目の前にしゃがみこんで手を取って...
......え？指先にちゅーした？
アイツの顔赤いしせやんな...
え？ペ神どうした？医者呼んでこよか？
あっこいつやったわ()
「おや、A様...
軍医ごときが失礼いたしました」
「い、いえ、かまわないわ...」
その後、ペ神は出て行った。
アイツは扉の方を見て動かなくなった。
《あー、テステス。
これってオールになってる？》
《設定なら大丈夫やで》
《俺に返答してくれるなんてロボロは優しいなぁ、今夜 部屋に来ていいよ？むしろ行こうか？》
《用件はよ言わんかい》
総統室から離れてすぐにインカムを繋げてきたペ神。
トントンに言われ咳払いを一つ。
《いやぁルスクドゥーテ公爵家のご令嬢 A様ってかわいいね》
ペ神の一言でインカムが大混線した。
俺とグルッペンはさっきのを見てるから反応しづらい...
《まぁまぁみんな落ち着いて？
あのね、彼女の対処法分かったよ》
《対処法ぉ？
それはあれか？ベタベタしてこやんってことか？》
《ええやんシャオちゃん。
あのふわふわなん腕に当たるん嫌ちゃうやろ？》
え、なにそれ...俺 知らんで？
出会う前に隠れて、お前らが絡まれてんのを楽しんでた弊害か...！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 486人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あびゃ - あ、あ、あ、すきです………！ (2020年9月28日 18時) (
レス) id: f84fa23a4c (このIDを非表示/違反報告)
アズライト@pitter - 7-10様 それなすぎてつらいです(?) (2020年9月20日 20時) (レス) id: 9961c78004 (このIDを非表示/違反報告)
7-10(プロフ) - あー！あーーー！！！すきです！！！！！！！！！悪役令嬢の！！概念が！！！壊れる！！！！！！！でもすき！！！！！！！！！！！！！ (2020年9月17日 3時) (レス) id: ffef8138f8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ふたみや遥
| 作成日時：2020年2月22日 20時
