日の蔵通りの交通量事件16 ページ44
「彩ちゃん。わざわざ呼んだのって、この前のことだよね、」
「うん。単刀直入に聞くけど、あれは私たちに悪意があってやったの?そして、なんであそこにいたの。」
盗聴器も電源入ってる。
「話してたら驚くかもしれない。あと、私がその質問に答える前に質問したいの。彩ちゃん、このことは黒木くんとか人数は分からないけど、複数人で調べてるよね、その人たちにこのこと全部言うんでしょ。だったら、助けて欲しいの。」
自然に窓の方見たんだけど、翼がスマホで誰かと話してた。KZのメンバーかな。こっちの話も聞いてるみたい。
「うん。調べてる。助けるか助けられないかは千尋ちゃんがこっち側にたってるか、向こう側にたってるか分からないと出来ないの。」
「そうだよね。全部話す。差し支えない程度に今の彩ちゃんたちの推理を聞かせて欲しい。」
うっ。譲らない気だ……。
「わかった。千尋ちゃん、あなたのお父さんは夕立書店の店主、石川 悠郎さんよね。」
「うん。」
「それで、夕立書店は、定期的にトラックで本と、本以外の何かを仕入れてる。それは人体に被害があるもので、私が無意識に書店に向かったのもそれによるもの。」
「うん。そうだよ。」
「ここまで。千尋ちゃん、あなたの番。」
「彩ちゃんが言ってたことは全部間違えてない。私のお父さんは、売上を向上させようとして、匂いのない粉を店中にたいてるの。その効果は、無意識のうちに初めてその匂いを嗅いだ場所に向かわせるというもの。多く出回らない粉だから、うちで嗅ぐのが初めての人がほとんどってお父さんが言ってた。私がなんであそこにいたかは、その効果を解くため。私は、既に解き方を知ってるの。それは、どの宗教でもいいから勧誘すること。本当に良い宗教か分からない宗教に入るには、考えることが必要。だから、そっちに神経が向いて、自然と効果が切れるの。彩ちゃんはちゃんと聞いてくれたから、解けたけど、黒木くんはダメだったの。ごめんね。」
そうなんだ。
「話してくれてありがとう。黒木くんは、今元気だよ。その後に頼りになるメンバーが来て、助けてくれたんだ。それで、千尋ちゃんは何から助けて欲しいの。」
「お父さんがその粉を入手できないようにして欲しいの。」
「わかった。ありがとう。」
いつの間にか運ばれてたケーキを見て、2人は微笑んで、
「一緒に食べよ」
って笑いあった
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らおはお(プロフ) - オプチャのとろろです!さん» ありがとー! 趣味で小説書いてるから、その延長、、みたいな感じかな! 更新頑張るね! (2020年6月11日 20時) (レス) id: 14ea5fcb2e (このIDを非表示/違反報告)
オプチャのとろろです! - 毎回見てるよ〜小説書けるなんてすごいね!更新頑張ってね! (2020年6月11日 19時) (レス) id: 764529a821 (このIDを非表示/違反報告)
らおはお(プロフ) - さな@暇人は辛いさん» ありがとう! 更新頑張る!! (2020年6月9日 22時) (レス) id: 14ea5fcb2e (このIDを非表示/違反報告)
さな@暇人は辛い(プロフ) - 面白い!更新頑張ってね〜!!(オープンチャットのふうです!) (2020年6月9日 22時) (レス) id: 086cea5511 (このIDを非表示/違反報告)
らおはお(プロフ) - 事件オンリーの小説にします! オチとかを考える事情もあって、更新遅くなるかもしれないです。 (2020年6月6日 15時) (レス) id: 14ea5fcb2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らおはお x他1人 | 作成日時:2019年5月7日 2時