黒担当は、小悪魔ちゃん２【stxxx】

オシャレ ページ9

ディズニーランド、パークイン当日。






男子一同「……………。」

『えっ……ちょ…

私、ヘン！？』

男子組が無言で見つめてくるので、めちゃくちゃ焦る。

え…今からノリノリで入園しようと思ったのに、なにその空気！？

どっかヘン！？

…そりゃお世辞にもオシャレとは言えない格好だけどさ。




私の今日の格好は、白と黒が使われたシンプルで暖かいパーカ。

それとデニムのジーンズ。

うんシンプル。

ほぼ部屋着と言ってもいい。

でも、私に似合う(はずの)パーカを選んだつもりだし、ジーンズも足なが効果があるやつにしたんだけど。

ちなみに髪の毛は、高い位置でひとつに束ねるスタイル。いわゆるポニーテール。





『部屋着っぽくてすまなかったね……』

さ「そ……うじゃなくて…。

か、顔………」

『顔？？？？？

何、不細工なのは知ってますよーだ』

り「じゃなくて！！！！

め、メイクしてるの…？」

『え？』

莉犬の言葉に、皆がうんうんと頷いた。

『あ〜、メイク。

うん、そーだよ。メイクしてみたの！！人生初！！！！！

どう？？？？』

こ「えっ……メイクううううう！？

まさかとは思ったけど……マジで！？」

そう。

せっかくディズニーなんだし、いつもよりオシャレしたいなーって思って、

今日！！！！

人生初！！！！！！

メイクしちゃいました！！！！！！ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

……まぁ人生初って言っても、練習とかはしたんだけどね。

『もしかしてヘン？』

る「ヘンじゃないです！！！！！」

じ「いや……むしろ………」

な「か、かわ、ぃ……」

……………ははーん。

『可愛いって言いたいの〜〜？』

男子一同「！！！！？？？？」

『わっ顔まっか〜。図星〜』

ふふん、ホントシャイなんだから、我グループのメンバーたちは！！！

『ホラホラ、そんな可愛いAちゃんとディズニー行きましょ？

早くしないと置いてくよ〜〜！！！』

り「あっ、ちょ…待って！！！！」

ノリノリの私とまだ少し顔が赤い六人は、パークのエントランスに向かって歩みだしたのだった。







男子一同(今日のA…

いつも以上に可愛すぎる………)

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