黒担当は、小悪魔ちゃん２【stxxx】

黄色エンド ページ31

『私はね＿＿＿…

るぅとと付き合うことにしたの』



・



『るぅ〜と』

る「なんですか？」

るぅとのお家なう。

お菓子をつまみながらゲームをしていた私たちは、コントローラーを床に置く。

代わりに私が手に取ったのは、お菓子の“ポッキー„。



『ねぇるぅと。

…ポッキーゲームしない？？？』

私がニヤニヤしてそう提案すると…。

ボンッ！！！！と、るぅとの顔が赤くなった。

おぉ〜、火を噴くように赤くなるっていうのは、こういうことを言うのね。感心感心。

る「なっ……んでいきなり…」

『え？恥ずかしいの？』

る「そ、それは恥ずかしいに決まってるじゃん！」

『え〜？付き合ってるんだから、ポッキーゲームくらい良くない？』

…これを利用して、キスの一つや二つをしたい！っていう企みでもあるんだけど。

『るぅとお願い〜』

る「えぇ？

んも〜…分かりましたよぉ…」

るぅとはまだ恥ずかしそうだけど、気にしない気にしない！

私は自分の口でポッキーをくわえた。



『ん、ひひよ』

る「うん………」

るぅとの顔が近づいてきて、彼もポッキーをくわえる。

…わ、これ思ったよりもドキドキするな。

そして、慎重に慎重に、ポッキーを食べていく。

どんどん、距離が近づく。

でも。

『んっ！！？？』

…途中で折れてしまった。

る「あぁ〜…折れちゃいましたね…」

『えぇ〜。ショック』

る「そう？

僕は別にいいけど」

『え？』

どういうこと？と訊こうとした刹那、

チュ……と、るぅとが私の唇に口付けた。

え…………。



『る、るぅと！？』

る「僕はゲームでAと、初めてのキスしたくないし。

こういうのはその……

僕からしたい」



……負けた。

やっぱりるぅとが好きだ。



『私だってキスしたかったんだからね！！おっそい！』

る「えぇっ！これでも結構タイミング見計らってて…」

…先越されたのが、ちょっとだけ悔しい。



でも、それ以上に嬉しい。

大好きだ。



【END2】



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