黒担当は、小悪魔ちゃん２【stxxx】

雨 ページ23

ピンポーン……



チャイムの音で、ハッと目が覚めた。

『あれ、私……』

あ…そっか。

炎上してるの見てショック受けて、倒れちゃったんだっけ…。

『んぅ………』

鉛のように重たい体をなんとか起こし、インターホンをチェックする。

『はい…』

な「Aっ！？」

『え、あ、なーくん…？』

モニターに映ったのは、なんとなーくんだった。

『どうして…』

さ「何回ラインしても電話しても反応ないから、みんなで来たんだよ」

『みんな…？六人で？』

私が訊くと、六人全員がモニターに映った。

よく見ると外は雨が降っていた。

『…何しに来たの』

こんな寒いんだから部屋に入れればいいのに、今の私にはそんな気が回らなかった。

り「…あ、謝りに来たの」

『は…？謝りに…？』

る「うん…。

Aに彼氏がいるって知らなくて…」

こ「彼氏がいるのに、僕ら全員で告白して…」

え…それで謝りに来たの？

『は…！？山田は彼氏じゃないしっ！何みんなも騙されてんの！？

私が好きなのはっ……』

＿＿＿その続きは言えなかった。

じ「うん。だからね、俺たちが言いたいのは、もしそうだとしても…」

『っ…………。

もういいっ』

私は泣きそうになりながら、ジェルの言葉を遮った。

『もうそれ以上言わないでっ……！帰って！！！』

な「A…？」

『今の私にこれ以上何も言わないでっ！

八つ当たりでごめん。でも私はこんな人だから…』

耐えきれなくなって、インターホンを切る。

そして何も羽織らずに、玄関の鍵をあけた。

り「Aっ！！！」

六人がそこに居たけれど、目も合わさず横を走り抜けていく。




せっかく…恋を知りかけてたのに。




・



あけおめです！

今日の更新、意味わからないところ多いかもしれませんが、次の更新で色々整理していこうと思うので…。

わかりにくくてすみません！文才くれ…((((((

期待→←炎上！？

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