黒担当は、小悪魔ちゃん２【stxxx】

本音 ページ20

『…私、みんなが告白してきた時マジで困った』



ホテルの部屋の暗闇のた中で、私は突然言った。



な「え？」

さ「急になんだよ？w」

じ「唐突すぎるwwww」



同じ部屋でベッドに横になっていた大人組が反応する。



『だって私、みんなと恋愛とか1ミリも考えたことなくて。

みんなのこと好きだけどさ、恋愛感情とはまた違ったんだよね』



でも。



『選んでもいいかなって…。

いや選びたいって思ってきたの』



さ「…………。」

じ「決めた、んやな？」

『決めたのかは分かんない。

でも、もう少しで恋を知れそうかな』

な「…そっか」



『みんなはさ…私のこと好き？』



な「好きだよ」

さ「俺も」

じ「好きに決まってる」



『…私が誰を選んでも応援してくれる？』



“うん、応援するよ„

そんな言葉がくるかと思って訊いてみた。



しかし



な「それは無理かも」

『え…』

な「Aが選んだ答えなら応援したい… けど、

俺以外だったら100%は難しい」

『そう、だよね……』



…私ってそんなに愛されてんだ。

うわ、なんか罪悪感。

でも、嬉しいのは嘘じゃない。



『私、みんなが思うよりみんなのこと好きだよ』



全部が全部変わらない、っていうのは無理かもしれない。

でも“止まる„わけじゃない。



変わっていったっていい、今にしがみつかなくてもいい。



『…でも私をそんな簡単におとせると思わないでよね』



私の言葉に、三人は小さく笑った。

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