黒担当は、小悪魔ちゃん２【stxxx】

寝顔 ページ17

『おい、起きろおまいら(^^)』

朝のホテル内で、私は声を張り上げた。

『マジで起きてって！！！大人組との待ち合わせに遅れる！！

しかもなんでころんはソファーで寝てんだ！？ベッドあるだろ！！！』

…………子供組が、起きてくれません。



『起きろったら起ーきーろ！！！』

三人を交互にべちべち叩いてみる。

る「………。」ｽﾔｽﾔ

こ「ぐぅ………」

り「待ってそれおまんじゅう……！マイクじゃないよ！！

なんでマイクの代わりにおまんじゅう持ってくの！？ライブ出来ないよ〜……」

『……起きない』

ていうか莉犬の寝言謎すぎる。

どんな夢みてんだよ。

そして誰だよマイクの代わりにおまんじゅうでライブしようとした奴っっっっっ！！！！！



思わず、三人のほっぺをぷにぷに。

あ、柔らか。

『ていうかなんなんコイツら………。

可愛い……女子の私より………』

憎い。可愛さ泥棒め。

＿＿＿＿＿＿でも私、こんな人たちに告白されちゃったんだよね。



私がメンバーの中から一人を選べないのは、

皆のことが嫌いとかじゃなく、ただ単に皆が魅力的だから………だと思う。

『……私だってみんなのこと大好きだよ、ばーか』

その中に恋愛感情があるのかは、分からないけど。




…私が恋を知るのは、もうすぐかもしれない。

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