黒担当は、小悪魔ちゃん２【stxxx】

写真 ページ11

一発目からテンションアゲアゲで行きたい！！！！

ということで、ディズニーランド一発目のアトラクションは、スプラッシュマウンテン(あの急な滝から落ちるやつ)に決定したのが、つい一時間ちょっと前。

幸い、待ち時間は長くなかったのですぐ乗ることができた。いぇーい！

んで、今エンジョイの真っ最中なんだけど…………。






『うぇーい！！！もうすぐで落ちる〜〜！！』

アトラクションも終盤。

徐々に落ちる場面へと近づいている！！！！

な「わぁ、なんか緊張するな………」

じ「落ちる瞬間、写真撮られるんやろ？決め顔しとかないと！！！」

後ろの席から、なーくんとジェルの声がする。

こ「落ちるの！？いつ落ちるの！？」

る「ころちゃんうるさい。落ち着いて」

り「ねぇねぇ、落ちるとき手ぇあげる！？」

そのまた後ろからは、子供組の声。

そして隣からは………

さ「A、落ちるとき手あげような！！！

写真撮られるし！」

『うん！』

そう。

私の隣に乗ってるのはさとみ。

一番前の席で、一緒に乗ってる。

『私ホント、絶叫系大好きだからさ〜www

五回くらい落ちてもいい！！！！』

さ「Aらしいwwwww

でも五回はやりすぎだろ。気持ち悪くなるぞ？ww」

『いいもーん。

スリルに勝るものはありませーん』

さ「なんだそれwwww」








さとみと会話をしていたら、いつの間にか落ちる場面だ。

急な上り坂のレールを、ゆっくりと上がっていく。

ガタンゴトン、ガタンゴトン……………。

そしてとうとう頂上。

後ろからは「いえーい」だの「うえーい」だの聞こえる。

『落ちるね……！！！！』

さ「ほら、手あげよう！！！」

『うん』

さとみの言葉にうなずき、手をあげた瞬間＿＿＿＿＿＿＿







さとみに手を、握られた。

『えっ………』

思わず彼の方を見る。

『ちょっとさとみ、急になんな…………

のおおおおおおおお！！！？？？』

さ「わあああっ！！wwww」

私が話してる途中だというのに、乗り物は急落下！！！！

落ちて、落ちて、落ちて……………






やっと乗り物が平面な水路をたどり出した。

『んな……ちょ……ヤバイ』

ヤバイ心臓バクバク。

それは絶叫マシンのせいなのか。

それとも＿＿＿＿＿＿＿

『………………。』

さ「ん？なに？」

さとみの、せいなのか。

『急に手握らないでよ、びっくりするじゃん。

………バカ』

不覚にもドキドキしちゃったことが悔しくて、さとみを睨む。

でも彼はそれを見て、楽しそうに微笑むだけだった。

負けてらんない→←耳

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