【ヒロアカ】スカートの中から始まった感情【轟焦凍】 (ページ44)

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43→白衣女…？ページ44

お茶子ちゃんの治療を終えて副作用の事を話した後…
私は仕事の為に爆豪君の方へと走る。

あまり怪我はしてなさそうだったが念の為である。

それに……

「(きっと、あの攻撃は身体に負担がかかってるはず…)」

お茶子ちゃんが頭を働かせて考えた作戦。
それを一撃で粉砕してしまったあの爆破攻撃。

流石の爆豪君でも…
そう思いながら角を曲がると爆豪君らしき後ろ姿を発見。

「爆豪君…！」

それが離れる前に私は声をかけて走り寄る。

「あぁ！？」

まぁ返って来たのは不機嫌なのかと疑う程の声だったが…

「怪我は無い様ですが何処か痛い所は…」

「ねえよ」

案の定、全て言う前に遮られる言葉。

「……あの攻撃をノーリスクで打ったとでも？」

しかし私だって少しは成長しているんだ。

これぐらいでビビってやるもんか…
なんて少し意地を見せて私はそう言った。

「…チッ」

すると舌打ちしながらだが左腕を差し出してくれた。

「爆豪君って意外と優しいですね」

「ぶっ飛ばされてえのか、白衣女！」

「白衣女！！？」

思わず溢れ落ちた本音にやはり怒鳴られる。
しかしながら白衣女とは……？

…いや、確かに私には白衣ぐらいしかトレードマークと言うものが無いのだろうか？

よくよく考えれば爆豪君は見た目で付けたあだ名が多い気がするし…

「(だからと言って、白衣女は少し複雑…)」

白衣を脱いだら、もうそれは白衣女では無いだろうに…