世界の果てまで。【カントー地方編】 (ページ49)

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カントー地方　№44 ページ49

『フシギソウ、さっさと終わらせるよ！つるのムチ！』

フシギ「ソォ……ウｯｯ！！」

言葉通り、フシギソウの得意技つるのムチで攻撃をし、一撃必殺としてサイホーンを戦闘不能にした

サカキは歯を食いしばっている。次で最後の一体のようだ

サカキ最後の頼みの綱はガルーラ

サカキ「ガルーラ、しっぽをふる」

『……防御力のダウンか…判断を間違えたね、サカキ』

サカキ「なに…？」

そう、Aを倒したいのなら防御力を下げるのは確かにしなければならないことだ

しかし、Aのポケモン達は防御ではなく攻撃に特化していることが多い

つまり、先に攻撃力をダウンさせなければならなかったのだ

『フシギソウ、これで終わりだよ！連続でタネばくだんｯｯ！』

フシギ「ソォウｯｯ！！！」

連続で何個も爆弾を落とし続けるフシギソウ

爆弾の煙が晴れた時、ガルーラは目を回して戦闘不能となっていた

サカキ「そんな、馬鹿な…ッ！！」

『………私の勝ちだ、サカキ』

サカキは己の負けたことが理解できないという様に目を見開いている

しかし、その表情は一瞬。サカキは鼻で笑うとレッドとAに視線を移した

サカキ「君は…君達はとても大事にポケモンを育てているな。
　そんな子どもに私の考えはとても理解できないだろう。……ここは一度身を引こう！」

『逃げるのか…？』

サカキ「逃げる？心外だな……今度は帽子をかぶっている君と、またどこかで戦いたいものだ」

サカキはそういってこの場を後にした。その時、サカキが後していったものをレッドは拾い上げる

レッド「シルフスコープ…」

『ホントだ！あいつが持ってたんだ…』

レッドはバッグの中にスコープをしまうと、Aを軽く睨む

レッド「僕、待ってって、言ったよね…？」

『ぇっ…あ、うん』

レッド「………次、こういうことしたら、旅に出るの禁止ね」

『え゛っ…！？それは勘弁してよ！！』

レッド「ヤダ」

『即答ｯｯ！！！』

ロケット団アジトを出て、討論をしている二人

討論が終了(？)して、Aはあることを思い出す

『ねぇ、確かタマムシシティにもジムあったよね？行く？？』

レッド「行く」

ピカ「ピカチュァ！！」

アブ「シャーッ！」

『おー！皆燃えてるね！じゃあ、タマムシジムに行こうか！！』

次回：打倒！タマムシジム・リーダー！！