世界の果てまで。【カントー地方編】 (ページ46)

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カントー地方　№41 ページ46

「心配した」と言いかけて、声がどんどん小さくなっていくグリーン

そんなグリーンを見てAは一歩距離を詰めると、にやけ顔でグリーンの顔を覗き込んだ

グリーン「ぉ、おい！」

『あのグリーンが心配ねぇ～』

レッド「近い」

『おっと？？？』

距離が恋人並みに近かった二人をレッドは引き離し、Aをバックハグのように抱きしめる

その行動にグリーンは顔を顰めるが、ツンデレの代名詞であるグリーンは反抗できない

一方、ハグなら小さい頃からやっていたAからしたら、会話の外野で寂しかったのかな？程度だ

無知は罪である……

グリーン「……レッド！お前のポケモン、どうせ生きてるんだろ？
　だったらせめて戦闘不能にしてやるよ！かかってこい！」

レッド「……分かった」

『まぁ～た始まったよ。飽きないのかね』

レッドのAハグ事件(？)もあり、闘志に燃えている二人

またまたバトルが始まってしまった

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結果はレッドの勝利。グリーンはいつにも増して悔しがっていた

グリーン「おい、ところで…！ポケモン図鑑はどうだよ？」

『あぁ～、結構埋まって来たよね私達』

レッド「、うん」

グリーン「俺なんかカラカラ見つけたもんね！おっきい方のガラガラが見つからねぇんだ！
　どこかなー？あぁー、きっともうこの辺にはいないな！じゃ、俺もう行くわ！
　レッドと違って、俺忙しいからよ！じゃーな！」

一言余計すぎる()まぁ、正直なところもグリーンのいい所だろう

グリーンは笑顔で挨拶をすると、颯爽とどこかへ向かっていった

部屋の奥へ行き、階段を登ろうとすると、巫女服の女性に話しかけられる二人

「お主ら！迷い彷徨う幽霊の正体は…我々でも掴めない！もし、特別な道具が…
シルフスコープさえあれば、見破れるかもしれないが…」

『はぁ…？……ん？シルフスコープって…』

レッド「…看板に書いてあったやつ」

『だよね！でも、どうしてスコープが……』

二人は首を捻り考えるが、答えは見つからなかったので取り合えずスコープを手に入れよう

ということになり、一度ポケモンタワーを後にした

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