世界の果てまで。【カントー地方編】 (ページ41)

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カントー地方　№37 ページ41

二人がげっそりとした顔で会長の話を聞いていると、会長が時間を見て声を上げた

会長「ありゃ！もうこんな時間か！ちょっと喋り過ぎたわい」

『(ちょっとどころじゃない……)』

会長「わしのポケモン自慢をおとなしく聞いてくれたお礼に……これは気持ちじゃ！」

会長が取り出したのは一枚の引換券

二人が頭に？を浮かべていると、会長はそれを読み取ったかのように説明し始める

会長「その引換券をハナダシティのミラクルサイクルに持って行くと、タダで自転車がもらえる！」

『いいんですか？そんなもの貰っちゃっても』

会長「なに。わしにはお気に入りのとりポケモン、オニドリルがおる。
　行きたいところへひとっと飛びじゃ。だから自転車などいらん！
　自転車は君達が好きに乗ったらええ！」

レッド「…有り難うございます」

二人は会長にお礼を言うと、クラブを後にした

『引換券貰ったし、ハナダシティ行く？』

レッド「、うん」

『じゃあさ！“ディグダのあな”から行こうよ！その穴、ディグダか作ったらしいし！』

レッド「分かった」

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ディグダのあなは一本道。土が彫った影響でモコモコと盛り上がって歩きにくかったが

ディグダを捕まえられたので良しとする

二人は穴を通り抜け、現在2ばんどうろに居る

途中の道路と道路の間にある休憩所で、どこかで見たことのある男性が話しかけてきた

助手「レッド君、Aさん！僕、覚えてます？ほら…！オーキド博士の助手です
　ポケモン図鑑が10種類集まってるようなら、“ひでんマシン05”渡すよう
　博士に言われました」

『(つまり使いっパシリ)』←

レッド「」

駄目よ、Aちゃん。分かっても心の声に出しては。淑女でしょ()

Aの顔で、レッドは何を考えているのか分かったようで、何も知らない振りをしていた

助手「それでは早速、レッド君、Aさん！捕まえたポケモンは10種類より多いかな？」

『はい！』

レッド「…僕も」

助手「確かに、10種類より多いですね！それではこれをお渡しします！」

助手に貰ったひでんマシンは、“フラッシュ”

どんなに暗い場所でも明るくなるという優れモノだ

二人はここまで来てくれた助手を分かれ、ハナダシティを目指した

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