世界の果てまで。【カントー地方編】 (ページ40)

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カントー地方　№36 ページ40

いつも話しかけたら返してくれるレッドだが、今日はなぜかだんまりだ

いつも無口無表情だが、今回はそんな次元ではないと気付いたA逆に不安になった

レッド「…………んで」

『何て？？』

レッド「……なんで、結婚の話、すぐに断らなかったの」

『え…？』

レッドは立ち止まり、黒く、優しい瞳でじっとAを見つめる

その瞳は、寂しさと、哀しさと、怒りが混じっていた

今までそんな顔を見たことがなかったAは、少し狼狽えてしまう

レッド「…なんで？」

『ぇ、いや、…急に言われてびっくりしたから、固まってなんも言えなかっただけで
別にマチスさんが好きとかそういう訳じゃないよ？』

レッド「………そう、」

レッドは安心したような顔で、最後に「良かった」と零していたが、思考が宇宙に飛んでいた

Aには聞こえなかった

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‣翌日

もう少しクチバシティに居ようということになり、二人は今、街をぶらぶらしている

『…？ねぇ、レッド』

レッド「…？」

『あれ、何か知ってる？』

Aの指さす方向を見てみれば、そこには一つの看板があった

看板には

“こちらポケモンだいすきクラブポケモン好きだれでもかんげい！”

と書いてあった

『面白そうだし、入ってみる？』

レッド「、うん」

ピカ「ピィカ！」

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『こんにちわ～…』

レッド「……」

クラブ内に入れば、中は普通の家だった

他と違うといえば、奥の本棚は大量のポケモンに関する本と言う事だろうか

会長「おぉ！いらっしゃい、ポケモン大好きクラブの会長はわしじゃ！
　飼ってるポケモンは100匹を超えとる！ポケモンに関してはホントうるさい！ですぞ！
　で……君達はわしのポケモン自慢を聞きに来たのかね？」

「自慢…？」と二人はなるが、ポケモンに詳しいなら聞いておいた方がいいだろうと思い

素直にうなずいた。そこからが地獄である()

会長「そうか！では早速始めるか！あのな、わしのお気に入りのギャロップがな＿＿＿＿＿＿＿。」

大変申し訳ございません。とてつもなく長いのでスキップさせていただきまぁす←

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‣数十分後

レッドとAは今、凄く後悔していた。何故数十分前の自分は頷いてしまったのだろうと

『(頼む…早く終わらせてくれ！レッドの生気がない！)』