世界の果てまで。【カントー地方編】 (ページ39)

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カントー地方　№35 ページ39

Aとアブソルは互いに目線を交わすと、頷き合う

『アブソル、シャドーボール！！』

アブ「シャーｯｯ」

マチス「かわして“でんげきは”なのネ！」

ライ「ライチュｯｯ」

Aは先制攻撃を仕掛けるが、ライチュウの方が素早さが上だったようで

でんげきはが当たってしまった。でんきはを浴びたせいで、アブソルはまひ状態となってしまう

絶体絶命の時、Aの頭に一つの作戦が降りてきた

『アブソル、地面に向かってエアスラッシュｯｯ！』

アブ「ホルワｯｯ！！」

マチス「どういうことなのネ…？」

床にあたったエアスラッシュは、大きな音を立てて煙幕となる

煙幕はフィールド上に広がり、あっという間に視界を遮った

しかし、アブソルには見えている。五感のいいAには聞こえている

アブソルは混乱しているライチュウに気配を消して近づき、Aの指示を待った

『………今だ！シャドークローｯｯ』

アブ「っシャーｯｯ！！」

ライ「ヂュッ！？」

アブソルの気配に最後まで気づかなかったライチュウは、一撃必殺のシャドークローにより戦闘不能

マチスは口をあんぐり開けていた

何故なら、ライチュウは戦闘に出てからほとんど攻撃を喰らっていない

にも拘らず、アブソルとAはあっさり倒してしまったのだ。しかも一撃で

『凄いよアブソル！また威力強くなったね！！』

マチス「マタ…ツヨクナッタ……？」

マチスさん、心中お察しします()

目を点にしていたマチスは、咳払いをする時を取り直してAに語り掛ける

マチス「ユーの強さトゥルース！つまり本物ネー！オッケー！オレンジバッジやるヨ！」

『よっしゃっ！！』

貰ったぜ！とバッジをレッドに見せるA。レッドはほんの少し笑って見ていた

マチス「にしても…キュート・ガール！ユーはホントにキュートなのネ！」

『はぁ……？』

レッド「…、」

Aをまじまじを見つめて口を開いたマチス

次の瞬間、爆弾発言を投下した

マチス「ミーと結婚してくれヨ！」

『ん？？？』

レッド「許さない」

ピカ「ビガッ！！！」

レッドさん、目にハイライトが、ハイライトがねぇす←

レッドは「帰る」と言ってAの手を引っ張りジムを後にする

勿論結婚はお断りしたわよ♡()

『いやー……マチスさんヤバいこと言ってたね』

レッド「………」

『レッド…？』