世界の果てまで。【カントー地方編】 (ページ35)

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カントー地方　№31 ページ35

レッドとAは現在、サント・アンヌ号に向かっている

『サント・何とか号って豪華客船でしょ？楽しみだよね～』

レッド「サント・アンヌ号」

『そうそれ！』

ピカ「ピカ……」

アブ「ホルワ……」

『覚えてなかっただけじゃん。呆れないでよ』

楽しそうに歩いているが、朝早くからだった為二人は欠伸をしていた

船の前まで来ると、受付の人が話しかけてくる

「ようこそ、サント・アンヌ号へ！お客さん、チケットは？」

『これですよね』

レッドとAがチケットを見せると、受付はいい笑顔で頷いた

「はい！結構です！改めてようこそ、サント・アンヌ号へ！」

『いくぞー！！』

レッド「………おー」

『(何この可愛い生き物)』

小さく手を挙げて掛け声を小さく出すレッドを凝視するA

見つめられていることに気付いたレッドは帽子を深く被り顔を逸らした

分かる。こういうの可愛いよネ

＿＿＿＿＿

＿＿＿

＿＿

中に入ると、流石豪華客船。隅々まできれいに掃除され、床も輝いている

『おぉ～！すごっ！！』

レッド「…綺麗」

「君達！サント・アンヌ号の乗船は初めてだな？」

周りをキラキラした目で見つめていると、係員が話しかけてきた

『はい！』

「そうだろう！この船のお客は長旅に退屈している！
暇つぶしに戦いを挑んでくる人もいるかもしれないから、気をつけろ！」

レッド「、……」

暫く歩き、上の階に上がる階段を見つけた時、奥に見慣れた人影が見える

？「ボンジュール！レッド、A！」

レッド「、グリーン」

『(キャラ変がエグい…)』

片手をあげて挨拶をしてくる姿は、イケてる面の為どっかの英国紳士かと一瞬思ったA

グリーン「おやおや！こんなところで会うとは…！二人とも…招待されてたっけ？
　それで、ポケモン図鑑でのデータは集まったか！？
　俺なんかもう40種類捕まえたぜ！」

『へー…結構捕まえたね、凄いじゃん！』

グリーン「ん゛ん゛っ……ま、まあな！道一本違うだけで、捕れるポケモンを違うぜ！
　ちゃんと草むらは言って探してみろ！」

『(何か咽たぞコイツ)』

レッド「……」

顔をリンゴ並みに赤くさせて咽たグリーン

レッドはそれを殺気の籠った目で見つめるが、グリーンはスルー

目が合ったら即バトルのノリでモンスターボールを向けてきた