世界の果てまで。【カントー地方編】 (ページ31)

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カントー地方　№27 ページ31

‣翌日

ポケモンセンターを出て次の街に行こうとしたとき

なぜか民家の前にジュンサーが相棒のガーディーと共に立っていた

『ジュンサーさん、何かあったんですか？』

ジュンサー「えぇ。可哀そうなことに、この家には泥棒に入られてしまったの」

『そうなんですか！？』

ジュンサー「そう。でも、犯人は分かっているのよ。ロケット団の仕業に違いないわ」

レッド「、ロケット団…」

レッドはオツキミやまで襲われ、返り討ちにした下っ端を思い出す

ジュンサーはキリッとした顔で二人に告げた

ジュンサー「警察としても、ロケット団の悪事にはほとほと困っているのよ
　もし見かけたら連絡お願いします！」

『はい！私達も少し探してみますね』

アブ「ホルワッ！」

ピカ「ピィカチュウ！！」

ピカチュウはジュンサーの真似をして敬礼をする

そのあと、ジュンサーの許可を得て被害にあった民家の中に入ると、中はひどい荒れようだった

そこら中にポケモンの足跡があり、家にあった家具は滅茶苦茶に壊されている

『すみません。ジュンサーさんの捜査を手伝っているんですが、何があったんですか？』

「あぁ、ロケット団はポケモンに穴を掘らせてきっとまた悪だくみを考えているのよ！
何かわかったら教えてね！」

アブ「ホルワ！」

レッド「……」

家の家具を片付けていた女性は、ロケット団に行動に腹を立てていた

女性の話を聞き終わると、今度はキッチンを片付けている男性に話を聞く

『何があったんですか？』

「ロケット団め…！俺の家をこんなにしちまいやがって！！技マシンを盗まれたんだ！」

レッド「…！技マシンを…？」

「あぁ！ホントはマンキーやサンドに地面に穴を掘る技を教えるためのものだ！
畜生…！あれは高かったのに……」

『……きっと取り戻して見せます！』

「お願いするよ、お嬢ちゃん達」

二人は情報を聞き終わり、一旦民家を出て相談をし始めた

『…ロケット団は、技マシンを使って何がしたいの？』

ロコン「…コォン…？」

Aが着ている腰丈のジャケットからひょっこり顔を出したロコン

いつもはボタンを開けているが、ロコンを入れるために閉めている

ロコンはただならぬ雰囲気に不安を感じたのだろう。今にも泣きそうだ

Aはそんなロコンの頭を撫でて落ち着かせる

レッド「……あの家、壁のドアを突き破って庭に出てた…」