世界の果てまで。【カントー地方編】 (ページ4)

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カントー地方　№3 ページ4

『レッドはヒトカゲにするの？』

レッド「うん」

オーキド「ほう、ヒトカゲがいいか！じっくり育てると良いぞ！」

グリーン「じゃ、俺はコイツ！」

レッドのヒトカゲに対して、グリーンが選んだのはゼニガメ。相性的にはグリーンの方が有利だ

二人が決めたのを見届けたAは、最後の一匹、フシギダネのボールを手に取り

フシギダネを外へ出した

『よろしくね、フシギダネ』

アブ「ソブッ！」

フシギ「ダネッ！」

Aがボールを取ったことを確認したレッドは、足早に旅立とうとするが

グリーンによって阻まれた

グリーン「まてよ、レッド！せっかくじーさんにポケモン貰ったんだぜ！
　ちょっと俺の相手して見ろ！」

そう言ってゼニガメのボールをレッドに向けるグリーン。その様子に、レッドは小さく頷いた

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

急遽始まったレッドとグリーンのバトル。オーキドとAはそれを呆れ顔で見届けている

レッドはヒトカゲを、グリーンはゼニガメを繰り出した

結果から言うと、勝ったのはレッド。ゼニガメの能力を下げたりと、頭脳戦で勝利を収めた

負けたグリーンは、悔しそうに眉をゆがめている
初のポケモンバトルを終了した二人に、オーキド拍手を送った

オーキド「うむ、見事じゃ！バトルをすることでポケモンは強くなっていく
　たくさんのトレーナーと勝負して、ポケモンを強くしていくことじゃな！」

『うんうん！凄かったよ、二人とも。良いライバルになりそうだね！』

Aからの誉め言葉に、グリーンはパっと顔を輝かせて、いつもの調子に戻った

グリーン「よーし！他のポケモンと戦わせて、もっと強くするぜ！」

『ファイト～！』

グリーンの心に火が付き、強く宣言すると、そのまま猛ダッシュでどこかへ行ってしまった

『わー…凄い熱意……怖いね』

レッド「A、僕達も行こう」

『…？一緒に行くの？』

Aの手を引いて一緒に行こうとするレッド。しかし、バラバラに行くと思っていたAは不思議に思った

すると、レッドは振り向き、コテンと効果音が付きそうな勢いで可愛らしく(無自覚)首を傾げる

レッド「一緒に行かないの…？」

『一緒に行こうか』

普段とは違うレッドに心臓を撃ち抜かれたAは、超即答で答えた

一応言っておこう。Aはレッドを異性としては見ていない