世界の果てまで。【カントー地方編】 (ページ29)

今日:5 hit、昨日:98 hit、合計:4,209 hit

カントー地方　№25 ページ29

ボールから飛び出したアブソル。闘志に燃えているその目は輝いていた

カスミ「後悔しても遅いんだから！スターミー、スピードスター！」

『アブソル、避けてシャドークロー！』

アブ「ホルワｯｯ！！」

さっきのお返しだとでも言うかのようにシャドークローを喰らわすA

勿論、スターミーは攻撃を喰らったが、流石は進化系。一撃では倒れない

カスミ「行くわよ！みずのはどう！！」

アブ「グル……っ！？」

『アブソル！！……まだ行けるよね？？』

Aは目を細めてニヤリと笑い、アブソルに確認をする

アブソルは聞かれるまでもない。と言う様に鳴いた

『アブソル！“かげぶんしん”のあと、そのまま“でんこうせっか”で突っ込んで！！』

アブ「グルルｯｯ！！」

カスミ「ど、どういう事！？」

驚いているカスミを横目に、アブソルはAの指示通りに動き、スターミーの逃げ場を無くす

戸惑うカスミをスターミーを見て、Aは鼻で笑うともう一度最後の指示を出した

『これで終わりだよ！アブソル、シャドークロー！！』

アブ「ホー……ルワｯｯ！！！」

カスミ「スターミーっ！？」

最後の最後でアブソルの特性“きょううん”が発動され、急所に攻撃を当てられたスターミーは
戦闘不能と化した

滅茶苦茶テンパっているカスミをよそに、Aはアブソルを抱き上げてテンションMaxボルテージ()

カスミ「はぁ……私の負けね。しょうがない！私に勝った証拠に、レッド(あの子)と同じブルーバッジをあげる！」

『やった！有り難うございます！！』

Aの満面の笑みに、カスミはピシッと石化する。

そして、Aの両手を握ったかと思うと、爆弾発言を投下した

カスミ「貴方……すっごく可愛い！！うちのジムで働かない！？」

『……はい？？？？？』

レッド「は？？？？？？？」

ピカ「ビィ゛ガァ゛ヂュゥ゛～……」

戸惑いの表情になるAと、無表情がさらに極まった顔になるレッド

ピカチュウに至っては10まんボルトのさらに上であるボルテッカー発射準備をしている

いいぞ。そのまま打っちまえ()

『いや～……私はレッドと旅の途中なんで、お断りさせていただきます』

カスミ「えぇ～…なら、また今度勧誘するから！覚悟してて！！」

『ハハハハハハ』←

レッド「行くよ」

レッドはAの腕をつかんで早々にジムを後にした