世界の果てまで。【カントー地方編】 (ページ28)

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カントー地方　№24 ページ28

カスミはボールを構え、レッドとAに向ける

レッドは帽子を深く被り直し、ボールを手にした

カスミ「最初は君ね！攻めまくるから覚悟しなさい！」

レッド「……」

『(……いつも通りレッドが勝つ気がしなくもない)』

試合前のAの予想は見事的中。と言うよりレッドの勝ちは確定していた

バトルを終えたカスミとレッドは握手をしている

カスミ「じゃ、次はそこの可愛い女の子！行くわよ！」

『え、誰？？？？』

レッド「……ハァ」

ピカ「ピカァ……」

『そこ一人と一匹。ため息つくな』

ため息をつく幼馴染とその相棒を一睨みしてからモンスターボールを手に持つ

ボールの中に入っているポケモンは、バトルしたそうにボールを震わす

『行くよ、フシギソウｯｯ！！』

ポンッと音をたたてボールの中から出てきたフシギソウ。つるのムチを床にたたきつけ挑発している

一方、カスミが繰り出したのはヒトデマンだ。こっちも生き生きしている

『先手必勝！フシギソウ、つるのムチ！！』

カスミ「ヒトデマン！避けて“みずのはどう”よ！」

フシギ「ダネっ！？」

自慢のつるのムチをあっさり避けられ、みずのはどうで不意を突かれたフシギダネは攻撃を食らう

しかし、相性はこちらの方が有利(と言うよりフシギダネのプライド)で、あまりダメージはない

『まだまだ！フシギダネ、はっぱカッターｯｯ』

フシギ「ダネｯｯ！！」

カスミ「ヒトデマンっ！？」

流石はチートダネ()渾身のはっぱ―カッターで攻撃し、一撃戦闘不能状態にした

これにはカスミも驚き。口をあんぐり開けている

カスミ「……やるわね。次はこの子よ！」

『あれは……確かスターミー…』

カスミが繰り出したのはスターミー。ヒトデマンの進化系だ

進化状態となると、たとえAでも油断はできない

『戻って、フシギダネ』

フシギ「ダネ！？」

『違う違う、お前が駄目だったとかじゃないよ。ただ、アブソルもバトルしたいかなって』

フシギ「……ダネ」

最後は渋々交代を受け入れたフシギダネ。あとで構ってやらないと地球が滅亡するやつだ←

次にAが手にしたのは皆さんご存じアブソル君。Aの最強の相棒だ

カスミ「良かったの？相性ではフシギダネが有利だったのに」

『お生憎様、うちの子は相性関係なく強いんで。出番だよ、アブソルｯｯ！！』