世界の果てまで。【カントー地方編】 (ページ24)

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カントー地方　№21 ページ24

Aはアブソルを、ロケット団はアーボを繰り出しバトルが始まった

アーボの特性“いかく”でアブソルの攻撃力が下がってしまうが、そんなの関係ない

先手を取ったのはロケット団だ

「アーボ！“どくばり”だ！！」

『遅い…アブソル！』

アブ「シャァ…！」

Aの掛け声と共にジャンプで避けたアブソル

『アブソル！シャドークロー！！』

アブ「ホルワｯｯ！！」

ブリッジのバトルで覚えたシャドークロー。威力の強さに、アーボは一撃で戦闘不能状態になった

「クッソ…行け！ズバット！！」

『ズバットか……なら、アブソル交代！行くよ、フシギソウ！！』

フシギ「ソウ！！」

Aが交代で出したのはフシギソウ。相性的にはズバットの方が有利とも言えるが

これでAが勝てば、相手のプライドをズタズタにできるというヤバいことを考えている()

『一撃で決めるよ！フシギソウ、つるのムチで吹き飛ばせ！！』

フシギ「ソ〰……ウｯｯ！！！」

フシギソウは素早くつるのムチをズバットの体に巻き付け、グルグルと振り回すと明後日の方向に

吹っ飛ばした。コイツもコイツでヤバいな←

バトルは終わり、負けて唖然としている下っ端のもとに真っ黒い笑みで近づくA。

それに気づいていない下っ端(バカ)は、怒ったように話し始めた。

「お前…！俺たちのボスが許しちゃいねーz……ﾋｯｯ！！」

『え？？アンタ達のボスが許さないって？？そりゃこっちの台詞だなぁ。
そうだ！あんたのボスに言っときな』

後ろに控えているアブソルとフシギソウは、各自技を発動ようとしている。やめろ()

Aに至っては黒い笑みをさらに黒くして低い声で唸っていた。

『“今度お前とロケット団をぶっ潰しに行くから、首を洗って待ってろ”ってな』

「は、はい！！必ず言っておきます！！！」

魔王の笑みに進化していたAにビビり、下っ端は新幹線並みに早くその場を後にした

その光景を鼻で笑っているA。後ろを振り向けば、無表情だが怒りオーラ満載のレッドがいた

レッド「A…」

『ゑ…』

レッド「心配した…」

『…ごめん』

レッド「……」

『返事をしてくれ頼むから』

自分が返事をしないことに、慌てるAをレッドはフッと笑い、先に進んだ。