世界の果てまで。【カントー地方編】 (ページ22)

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カントー地方　№19 ページ22

さて、話を戻そう。お馴染みのレッド＆グリーンのバトルは、勿論レッドが勝利した

しかし、グリーンはなぜか嬉しそうだ

グリーン「フフッ…俺、マサキのうちに行って、珍しいポケモン沢山見せてもらっちゃったもんね！
　おかげでポケモン図鑑のページが増えたぜ！
　なにしろ、マサキは有名なポケモンマニアだからな！」

『(全部暴露してやがる…)』

グリーン「パソコン通信のポケモン預かりシステム！あれもマサキが作ったんだぜ！
　お前も使ってるんなら、一度お礼に行けば？」

レッド「…、うん」

『へ～…凄いね。そのマサキって人』

何故か自分が得意げに話しているグリーンは、Aの抱えている卵を見て目を見開いた

グリーン「おまっ、それ！ポケモンの卵か！？」

『…？ああ、これ。そうだよ。ママが送ってくれたらしい』

グリーン「スッゲェ…俺、卵初めて見た…」

『でしょうね』

ドヤ顔を決めるAに、グリーンはチョップをかます

グリーン「おっと、道草食ってる場合じゃないぜ！…じゃな、バイビー！」

『アラシノヨウダ……』

レッド「、何で片言…？」

グリーンが去っていった方向を見て、片言で喋るAに首を傾げるレッド

そこに、どこかに行ったと思ったグリーンがこちらに戻ってきた

グリーン「そうそう！俺にいつも先越されて、お前もかわいそーだから、これを恵んでやるぜ！」

レッド「…！」

グリーンがレッドに渡したのは、ボイスチェッカー。レッドは貰えて嬉しそうだ

グリーン「噂好きのお前にはそれがピッタリだぜ！俺様は他人なんかに興味ないからなー」

今度こそ去っていったグリーン

そこでAは、レッドにある提案をする

『レッド。今から別々に動かない？』

レッド「……！？！」

『んな絶望した顔しないでよ……私が言っているのは、最近バトルをレッドに任せっきりだから
　私もバトルするために数分だけ別々になるってこと！』

レッド「何だ…」

あからさまにホッとししているレッド。このA廃人め←

レッドはAの提案を受け入れ、ブリッジを渡るまでは別々に動くこととなった

『よしっ！行くよ、アブソル！』

アブ「グルル…」

『いや、威嚇すんの早すぎ……』

一足先にブリッジに入ったA。ウキウキを隠せない様子だ

＿＿＿ここからAのブリッジでの伝説が生まれた