世界の果てまで。【カントー地方編】 (ページ18)

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カントー地方　№15 ページ18

次の日、ポケモンセンターを出て二人が向かおうとしているのは、ハナダシティ

ハナダシティへ向かう道中、見慣れた白衣を着ている男性が、誰かを探すようにキョロキョロしていた

そして、レッドとAを見つけると、嬉しそうにこちらへ向かってくる

「あっ！レッド君、Aさん！間に合ってよかった…オーキド博士の助手です
お届け物を頼まれたので、お渡しします。どうぞ！」

『お届け物…？』

オーキド研究所に忘れ物でもしたのだろうか

不思議そうに受け取った二人は、中身を空けて目を見開いた

『これっ…ランニングシューズ！！』

「では、私は研究所に戻りますね。それでは！」

颯爽と走り去った助手。それを見届けると、二人は早速シューズに履き替えた

キラキラとしたAの顔を見た時のレッドの心情を説明しよう

レッド「(僕は明日命日かもしれない…)」

彼は真剣に考えております。それほどAが可愛かったのです。天使だったらしい

レッドは、シューズが入っていた箱に、何かが付いているのを見つけた

レッド「、A。何かついてる…」

『ホントだ。…手紙。レッドのママからだ』

【レッドとAへ。頑張ってる二人に、プレゼントするわ！応援してるわよ頑張ってね！】

Aは、この時改めてレッドのママ女神！と思ったでのある

それはもう、「アザッッッス！！！」と叫びたいほどに← まあ、そんなことは置いといて()

二人はそのあと、3、4ばんどうろのトレーナーや、野生のポケモンを倒しながらポケモンセンターにたどり着いた

『さっ！ポケモン回復もしてもらったし、オツキミやまに行きますか！』

レッド「、うん」

いざ！オツキミやまに入る……ことは叶わなかった。変なおじさんに絡まれたからである

おじさん「坊ちゃんとお嬢ちゃん！あ・な・た・だけに…！いいお話がありまして
　秘密のポケモン、コイキングがなんとたったの500円！どうだい？買うかね？」

レッド「はい」

『即答じゃん！…私はいいです』

本当に本人なのかと言うほど、超即答で答えたレッドに対し“ポケモンを買う”という行為が

自分の中で悪だと思っているAは、渋い顔をして断った

おじさん「まいど！！」

『ははは…』

満面の笑みでこちらに手を振るおじさんを背に、二人は目的地である、オツキミやまに向かった