世界の果てまで。【カントー地方編】 (ページ2)

今日:60 hit、昨日:55 hit、合計:4,166 hit

カントー地方　№1 ページ2

朝日が昇り、鳥ポケモン達が活動を始めた

ここは、カントー地方のマサラタウン。ここでは、今日から旅に出る少女が居た

しかし、少女＿＿＿Aはというと、

『……Zz』

未だに寝ている。今日は重要な日なのだが、彼女はドが付くほど朝に弱いので起きれていない

下の階から、母、ユノの声がする

ユノ「Aー！そろそろ起きなさい！！オーキド博士に呼ばれてるんでしょ！？」

『オーキドはかせ…そうじゃん！！』

Aの意識が覚醒し、ベットから飛び起きる

隣で寝ていた相棒のアブソルも、大きな声にビックリして起き上がった

『ヤバいヤバい！完全に寝坊した！！レッド達待ってるかな！？』

母「どうせ貴方が朝に弱いのはいつものことだから、待っててくれてるわよ」

『レッドはそうかもしれないけど、グリーンは信用できん！急ぐよアブソル！』

アブ「ソブッ！」

アブソルも元気に返事をし、急いで朝食を食べる。勿論Aも

数分後、食べ終わったAは、「行ってきます！」と言って、アブソルと家を飛び出していった

その表情は、とても楽しそうであったとユノは語る

『ん…？って、レッドじゃん！』

レッド「あ、A。おはよう」

『おはよー！レッドも今出たとこ？』

レッド「うん」

オーキド研究所に行く道中、幼馴染の一人であるレッドと会ったA

レッドは口数が少ないものの、時折小さく笑いながら話を聞いてくれるので

Aはその為にたくさん話している。(笑うレッドはレアなのだとか)

レッド「あ…A、寝ぐせついてる」

『うっそん。寝坊したからかもしれない』

レッド「また寝坊したの…？直すからじっとしてて」

Aは立ち止まり、レッドの方を向く

するとレッドは背伸びもしないでAの頭に手を伸ばし、寝癖を直した

こういうのを見ると、他人からは恋人同士に見えるかもしれないが
Aからしたら、いつも通りの光景なのだ

Aを異性として見ているレッドからしたら、悔しいことなのだが…

レッド「直ったよ」

『ありがと！』

そう言って笑うAに、レッドは小さく目を見開き「べつに」と言いながら、帽子を深くかぶった

オーキド研究所につき、扉を開けるA

すると、どこからか昔から聞いている声が聞こえた

？「なんだ、レッドにAか！オーキドのじいさんならいねーよ」