354話 ページ22
入店時にまた注目を浴び、席に通されて一息つけたところでメニューを見る。
ちなみに席は適当だが、並ぶ硝子ちゃん、私、五条、反対には夏油、灰原くん、七海が座る形になっている。
確かにスイーツ以外のものもあるが、普通のレストランほどではなく、申し訳程度の定番メニュー。まぁスイーツがお昼ごはんにならなくて良かったと思えば…
各々が注文し、ひとまずは昼食だ。
パフェはデザートなので食後と言われ、五条が真っ白になった。
カレーやパスタなどジャンルもバラバラな昼食が終わり、五条は喜々として店員さんを呼んだ。
つかこれクソデカパフェだな。
普通にご飯食べた後でよく食べれるな?
「こちらカップル限定のメニューとなっておりますが、お間違えないでしょうか?」
「え゛」
再び五条が真っ白になり、硝子ちゃんが吹き出した。
硝子ちゃん、さっきそれを言おうとしたのか…なんでやめたんだ…
しかしまぁここまで来て。
店的には二人組なら何でもいいやつだよなこれ。
カップルかどうかなんて第三者からは判断しようがない。
「彼女です!」
小さく挙手して名乗りを上げる。
みんなの驚いてる顔が横目に見えるが、店員さんは注文を取って戻っていった。
放心していた五条がハッとして私を見る。
「A、おまえ…」
「別に嘘ついても詐欺にはならないよ」
お優しいAが協力してあげたんだ。
硝子ちゃんは絶対やらないだろうし、男性陣もやらないだろうし。
よくあるのは男が恋人のふりして女が照れるって感じなんだろうけど、私はそういう定番が逆になりがちだ。
展開クラッシャーか?
「優しいね、A」
「嘘か、びっくりした。Aがクズに落ちるわけないもんな」
「まぁ」
私の推しはいつだって……
そういえば、しばらく会えてないしまだしばらく会えないんだよな…真人のときより禁断症状がマシになってるのは、私がこの世界に適応してきたからか。
恋しくはある。
この時間軸で存在してるのは…羂索だけか。無理だ。
パフェが運ばれてきて、みんなは五条が食べるのを待ってる間各々で話したりして暇つぶし。
そんな中、硝子ちゃんがコソッと話しかけてきた。
「元の時代に恋人いたりしたのか?」
「いないよ」
硝子ちゃんは首をかしげる。
「へー、意外だな」
「大好きな子達はいるけどね」
恋とか恋愛とかそういうやつじゃない。
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翡翠(プロフ) - と_うり@ 占ツクイラスト集以外更新停止中さん» ですね😂最初のほう以外の補監はみんなチェンソーマンですw (2022年11月10日 19時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 抹茶は正義!さん» コメント見落としてました!すみません!🙏進みます! (2022年11月10日 19時) (レス) id: 5d748230e5 (このIDを非表示/違反報告)
と_うり@ 占ツクイラスト集以外更新停止中(プロフ) - 補助監督チェンソーマン!? (2022年11月10日 17時) (レス) @page19 id: a0d0d4f671 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶は正義! - うわあ、これからそのまま進んでいく原作は主人公ちゃんにとってつらいだろうなあ、、、がんばれええ! (2022年8月3日 0時) (レス) @page49 id: 8015273a92 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - いーすとさん» ありがとうございます!!嬉しいです、私も読者の皆様を愛しています!!🥰 (2022年8月1日 23時) (レス) id: dbd7e88ded (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翡翠 | 作成日時:2022年6月15日 22時