第二十三話 ページ25
「先生」
「そいつのこと ご存知で？」
巨大生物＿しろ、が落ち着き一段落ついたので、学校や割れた宝石の修復を始めている。
私は、フォスと先生の会話を聞き流しながら学校の修復を手伝う。
「ごめん そっちおさえてて！」
脚立を支えつつ辺りをぐるりと見渡した。
あとで破片の回収を手伝おう。
………………
色とりどりの破片を拾っていると、いつの間にかフォスが見当たらない。
きっと外でシンシャと話しているころだろう。
しかし、これだけ長い時間をここで過ごしたが、漫画で読んだ内容は全く忘れていないようだ。
むしろ鮮明に思い出せる。
ありがたいが、不思議なものだ。
あとで少年に聞いてみることにした。
……………
「……」
気がついたら、私は眠っていたらしい。
しろの尻尾は定員オーバーなため、壁によりかかって寝ていた。
そして、フォスも帰って来ていた。
しばらく、狸寝入りしよう。
「ボルツと組んでみて どうだ」
「はい」
「ボルツは 僕の想像以上に」
「広い知識と深い思慮をもっていて」
「なにより判断の速さと的確さには」
「誰もが学ぶべき点があると思います」
「おまえは どうする」
「僕は」
「ひとりで調べたいことがあります」
「月人について」
……………
フォスフォフィライトはひとり外にいた。
「月人に」
「訊くしかない」
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翡翠(プロフ) - おうるさん» コメントありがとうございます。更新が遅くて申し訳ないです…。励みになります。 (2019年11月19日 19時) (
レス) id: 845110876f (このIDを非表示/違反報告)
おうる(プロフ) - めっっっっちゃこの作品好きです!!!!!更新頑張ってください!!(*^^*) (2019年11月19日 18時) (レス) id: 3d90f48b0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡翠 | 作成日時：2019年8月14日 2時
