第十八話 ページ20
皆が夏服に着替えている間、フォスと寝室の片付けをする。
私の夏服は皆と少し素材を変えなければいけないらしいので、後で採寸することになった。
体つきの問題だろう。
片付けの中で宝石の欠片のようなものを見つけた。
とても細いため、誰かの髪だろうか。
宝石でも抜け毛があるのか、宝石同士ぶつかって折れたのかは分からない。
一通り片付いて、フォスと共に先生のもとへ急ぐ。
「すいません 遅れました！」
「遅れました」
私たちが着くころには既に話が始まっていた。
アンタークの話だろう。
「アンタークの後任は」
「彼らが務めた」
先生がそういうと、皆が驚きの声を上げる。
フォスは変わってしまった。
それが良いのか悪いのかは別として＿
アンタークが連れ去られたとき私は別行動をしていたため、ここでは出番はないだろう。
皆の端に立っていることにした。
「状況を説明する」
フォスの合金の腕が変形する。
小物を絡めとって説明を続けているが、イエローやボルツ、先生の陰に皆隠れてしまった。
「フォス それ……」
「うで……？」
「なの……？」
「き」
「危険なものでは」
「ないと……」
腕を伸ばして花を造形するも、驚いた宝石達が絡み合って割れてしまった。
変なのは私も一緒なんだけど…と思わず苦笑いをした。
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翡翠(プロフ) - おうるさん» コメントありがとうございます。更新が遅くて申し訳ないです…。励みになります。 (2019年11月19日 19時) (
レス) id: 845110876f (このIDを非表示/違反報告)
おうる(プロフ) - めっっっっちゃこの作品好きです!!!!!更新頑張ってください!!(*^^*) (2019年11月19日 18時) (レス) id: 3d90f48b0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡翠 | 作成日時：2019年8月14日 2時
