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贈呈式 ページ31

「なんなんだよこの量の料理は....」





高専に戻った後、真希たちを共有スペースに集合させて持ち帰ってきた料理の贈呈式を行っている。



改めて見ると恐ろしい量の料理。



これでも私と憂太で頑張って食べた分の残りだから、

注文した時の私達の愚かさをしみじみと感じる。





「でもすごい美味しそうではあるな。どこで買ってきたんだ?」



「ほら、前僕が行きたいって言ってたカフェあったじゃん?

あそこにAちゃんと行ってきたんだよ」



「....ほーん?2人きりで?」



「うん。もしかしてパンダくんも行きたかった?」



「いやいやいやいや、大変仲がよろしいんだなぁと思いましてねぇ」





にやにやとしながらパンダくんは私と憂太を交互に見る。



....なんだか、何を考えているのか大体察しがつく。





「Aは珍しく可愛らしい服着てるしメイクしてるし....これは脈アリでーすな」



「しゃけ!」



「デートか?デートなのか?」



「男女2人で遊びに行くことをデートと定義するのなら、デートだね」



「憂太はどうしてまた火に油を注ぐようなことを言うの....?」





案の定憂太のその発言にパンダくんは一人で湧いている。





「やっぱ今一度考えてみると、憂太とAの距離感ってバグだよなぁ」



「そうは言ってもパンダくんたちだって距離近いじゃん」



「いや、俺らのはそういうんじゃないのよ。完全に友達。身内のノリ。

でもお前ら2人はなんか違うっていうか....ガチ感あるんだよな」



「しゃけ」



「それは私も思った」





狗巻くんはまだしも、真希にまで頷かれてしまった。



....まあ、私もパンダくんのその意見には激しく同意だけど。



憂太の私への対応は、少しおかしい点がいくつかある。





「で、どうなんだよ憂太〜?Aのこと本当はどう思ってんだよ」



「んー、ノーコメントかな」





否定しないのもものすごくたちが悪い。



本当に何が目的なんだこの人。





「真希もなんか知ってそうな感じすんだけどなー?」



「ノーコメントだ」



「お前らそれしか言わねえじゃんつまんねえ」





真希もノーコメントと答えるのは意外だった。



....真希は憂太について何か知ってるのだろうか。

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設定タグ:呪術廻戦 , 乙骨憂太   
作品ジャンル:アニメ
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しろりん(プロフ) - 完結おめでとうございます!憂太くんの夢主ちゃんへの過保護っぷりが…ドキドキしました…夢主ちゃん…これからは怪我に気を付けてほしいな…憂太くんとお幸せに!☺💞 (4月30日 19時) (レス) @page47 id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
cloudy1_11(プロフ) - 読んでると顔が◜𖥦◝ヌフフってなっちゃいます!(謎) (1月22日 20時) (レス) @page22 id: f03e70c477 (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - とっても良いお話ですね!夢主ちゃんが…憂太くんと関わる事で…どう変わっていくか楽しみです!☺ (12月31日 11時) (レス) @page17 id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
セネリオ - スター作者おめでとうございます!これからも応援し続けたいと思います。 (12月25日 7時) (レス) @page17 id: 48af94a731 (このIDを非表示/違反報告)
さとう - 初めまして、作品めちゃくちゃ面白いです!こんな私がいつのも変ですがこれからも作品作りしてくれると嬉しいです( *´꒳`* ) (12月13日 18時) (レス) @page7 id: 81b5ea6727 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:碓氷エマ | 作成日時:2023年12月10日 13時

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