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最強 ページ15

「.....開けたくない」





職員室の前まで来たのはいいものの、どうにも扉を開けたくない。



自分の体が嫌というほどに拒絶している異様な呪力。




職員室の前にいるだけで体がすくむ。




すると扉は勢いよく開かれた。





「あ、やっと来た。なんで入ってこないのw」





さらさらと靡く白髪に青い瞳を隠しきれていないサングラス。




.....間違いない、この人だ。



職員室から漏れる異様な呪力の持ち主は。




震える体を頑張って手で抑える。





「じゃ、本題入るね」



「君はまあ、憂太のおかげで上層部から生きる許しを得たわけだ。

僕は別に君を殺そうとするつもりはないし、逆に憂太の考えに賛成したいとまである」



「ただ、君のことをもっと知らないといけないと思ってね」



「教師である以上君を放っておくわけにもいかないし、

まあ個人的に言うと憂太と互角だったっていう君に興味が湧いたわけだ」



「そこで1個聞きたいんだけどさ、」





五条先生の顔がぐいっと近づく。





「君......僕の強さに気づいてるでしょ」



「......っ、!」





サングラスを外した目は私のすべてを見透かしているかのようで。



私は思わず息を飲む。




憂太の時に感じた膨大な呪力量とは全く持って違う。



自分の力なんてちっぽけだと分からせられるような、そんな呪力を感じる。





「僕、これでもAが怖がらないように隠してきたつもりなんだけどね」



「やっぱり君、強いでしょ。

呪力量も申し分ない。呪力感知や状況判断も優れてる」



「憂太はいい子を見つけてきたね。さすが僕の教え子だ」



「僕は今、君に興味津々なわけなんだけどさ.....どう?一回戦ってみない?」





肩に優しく手を置かれた。




.....駄目、戦ったら殺される。



脳にそんな考えが浮かんでくる。




でも私を見つめる青い瞳に逆らえそうにもない。





「え、っと......その.......っ、」



「んー?怖い?」



「僕が君を殺しちゃうんじゃないか、って?」





どうしよう、逃げ出してしまいたい。



頭がぐるぐるとしていてろくに働かない。




すると後ろからふわりといい匂いが香って、私を優しく抱き締めた。





「五条先生。あまりAちゃんをいじめないであげてください」

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設定タグ:呪術廻戦 , 乙骨憂太   
作品ジャンル:アニメ
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しろりん(プロフ) - 完結おめでとうございます!憂太くんの夢主ちゃんへの過保護っぷりが…ドキドキしました…夢主ちゃん…これからは怪我に気を付けてほしいな…憂太くんとお幸せに!☺💞 (4月30日 19時) (レス) @page47 id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
cloudy1_11(プロフ) - 読んでると顔が◜𖥦◝ヌフフってなっちゃいます!(謎) (1月22日 20時) (レス) @page22 id: f03e70c477 (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - とっても良いお話ですね!夢主ちゃんが…憂太くんと関わる事で…どう変わっていくか楽しみです!☺ (12月31日 11時) (レス) @page17 id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
セネリオ - スター作者おめでとうございます!これからも応援し続けたいと思います。 (12月25日 7時) (レス) @page17 id: 48af94a731 (このIDを非表示/違反報告)
さとう - 初めまして、作品めちゃくちゃ面白いです!こんな私がいつのも変ですがこれからも作品作りしてくれると嬉しいです( *´꒳`* ) (12月13日 18時) (レス) @page7 id: 81b5ea6727 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:碓氷エマ | 作成日時:2023年12月10日 13時

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