ドS彼氏な激重先輩【乙骨憂太】

進捗 ページ5

「なあなあA。お前って正直先輩とどこまでいったわけ？」



「.....ぷはっ、」





お菓子パーティーも終盤に近づいてきたその時。



虎杖はポッキーを加えながらもにやにやとしながら私に問いかける。





「.....虎杖。なんか酔ってる？」



「あー、そうかもな。コーラで酔ったかも」



「あんたは常に酔っ払いみたいなやつだから安心しなさい」





はぁー！？と野薔薇に喝を入れる虎杖。



野薔薇はそんな虎杖の口にポテチを放り込んで黙らせていた。




まるで飼い主と飼い犬......





「....で、どうなの？現在進行系で恋愛してんのお前しかいないから超気になるんだわ」



「いや言わないけど......」



「そういうのしらけるからなーし。伏黒も気になるよな？」



「......まあ、唯一手放しで尊敬出来る先輩の恋愛事情は気になるかもしれない」



「ふ、伏黒まで！？」





いつもクールな伏黒がそんなことを言うとは驚いた。



恋愛なんて無頓着ですーっていうオーラ出しまくってるのに。




でもまあ確かに、伏黒は乙骨先輩のことかなり尊敬してるみたいだし気になるのかもしれない。





「流石にハグとキスはしてるよな？

ハグはされてんの見たことあるし、そんな跡付けられててキスされてないとか意味分かんないし」



「まあ気になるのはその先よね。ぶっちゃけどうなのよ」



「もう手出してんの？乙骨先輩って」





思わず口籠る。



いやもちろん言いたくないけど言うまで解放してくれなさそうだよな.....





「それ、は......」





続きを言いかけたところで、自分の口が誰かの手で覆われた感覚がした。



後ろから伸びているすらりとした綺麗な手。




あ、これ.......





「ごめんね、そういうのは僕とAちゃんの秘密だから」

理由→←お菓子パーティー

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