十五夜。 ページ16
貴「はぁっ…はっ…」
思った以上に傷が深い。血が止まらない。
でも早く行かなければ。ミランダの所に…。
結界に閉じ込められたロードは面白そうにその結界をコンコン、と叩いていた。
ロード「へぇ〜、結構頑丈みたいだね。でも、あんな状態で作った結界なんて…」
尖った石で数回、結界を叩くと、パキパキと音を立てて結界は崩れ落ちた。
そしてロードはAが走っていった方向を見つめる。
ロード「逃げても無駄だよぉA…」
貴「ミランダ…無事でいて…！」
視界にミランダの住む家がうつる。
最後の気力を振り絞り走るAの足元が、突如、真っ暗になった。
そして、Aはその暗闇に吸い込まれるように落ちていった。
・
・
ドサッ、という音ともに落下が止まる。
打ちどころが悪かったのか、先ほどよりも増した痛みが全身を襲った。
ミラ「A、ちゃん…」
痛みに顔を歪めて俯いていたAの耳に届いた微かな声。
顔を上げてみると、あの時計に両手を釘で固定されたミランダがいた。
貴「ミランダ！その手…！」
ミラ「ご、めんなさい…Aちゃんが逃げろって言ってくれた後、私…捕まってしまって…」
力なく言うミランダの隣に、ロードがこちらを見ながら立っていた。
ミランダをこうしたのは、こいつだ…。
貴「ミランダのせいじゃない！全てはロード…あなたのせいよ！」
ロード「まぁね〜…。でも仕方ないことなんだぁ。これは物語を面白くするための脚色だから」
ロードの周りには、あの蝋燭がたくさん浮いている。
また私に攻撃するつもりだろうか。
Aは強くロードを睨みながら、銃を向けた
ロード「応戦するつもりぃ？でもその怪我じゃあ…」
向かって飛んでくる蝋燭を片っ端から打ち落とす。
弾はある。あとは私の体力の問題だ。
ロード「長く持たないんじゃない？」
蝋燭の数が一気に増える。
最初は撃ち落とせていたものの、無限に沸く蝋燭の数にAの体力はすぐ力尽きた。
ロード「あーぁ…」
カシャンッ、とAの手から銃が落ちる。
体の至る所に、蝋燭の鋭い尖が刺さった。
ロード「もう終わりぃ？…じゃあ最高の痛さをプレゼントするよ」
ミラ「もう…もうやめて…！」
ロード「うるさいなぁ。寝てる子は起こさないと、ね」
俯くAの右耳に、ロードは尖った蝋燭を突き立てた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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アストル(プロフ) - 私もｐｓｐなんですよねｗｗｗ分かりました！ (2013年8月21日 19時) (
レス) id: bba23fb03b (このIDを非表示/違反報告)
春蘭(プロフ) - でも、何かをダウンロードしたらできるとか…まぁ、できたら連絡しますww (2013年8月21日 15時) (レス) id: 475c7bd0d0 (このIDを非表示/違反報告)
春蘭(プロフ) - あ、じゃあ俺のは無理ですねww俺PSPなのでww (2013年8月21日 15時) (レス) id: 475c7bd0d0 (このIDを非表示/違反報告)
アストル(プロフ) - はい！そうです！…調べてみたんですけど、全国もののふと通信するのが出来るのは【PSVita】だけみたいでした…、 (2013年8月21日 15時) (レス) id: bba23fb03b (このIDを非表示/違反報告)
春蘭(プロフ) - バージョン1.04ですか？ (2013年8月21日 15時) (レス) id: 475c7bd0d0 (このIDを非表示/違反報告)
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