楽器たちをかっこよく擬人化してみる。

トランペットを選んだあなた ページ6

よっ！俺はトランペット！


お前俺がいいんだろ？なあ、そうなんだろ！？


迷ってんのか？そんなの迷う必要ねーだろ。


ぜーったいに俺がいいって！


理由？それは俺だからだ！


てかそんなことどーでもいいから、とりあえず吹いてみろ！


これがトランペットのマウスピースだ。


唇を振動させて音を鳴らすんだぜ。


最初は難しいかもしんねーけど、そのうちできるようになるだろ！


その間に俺の話でも聞いてくれよ！


俺はな、この吹奏楽部の中で一番なんだ！


何が一番かって？それはな、俺は一番大きい音が出るんだぜ？


だから一番目立つんだ！


な？俺にしといてよかっただろ！？


一番って言葉はほんといいよなあ〜。


お前もそう思うだろ？あ、そういや名前聞いてなかったな！


Aっていうのか。じゃあA！


お前は今日から俺のもんだ！


え？立場が逆だって？そんなのどっちでもいいんだよ！


じゃあ、お前は俺のもんであり、俺はお前のもんだ。


それならいいだろ？


勝手に一人で話進めんな？


別にいいだろ、俺が言ったんだから正しいんだ！


…変わった人って、うるせーよ！


俺は俺だからな。まあ、今に見てろ！


そのうちお前も俺のカリスマ性に惚れることになるぜ？


ちゃんと覚悟しとけよ。

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