【名探偵コナン】僕と彼女が息た道 《始まりの物語編 Part.2》

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寤side



元太「お前怪我してんのか？」


寤「あー、うん。ちょっとね。」


歩美「大丈夫？手」


歩美ちゃんが私の手を見て眉を下げる。


ごめんね。手はこいつのせいなんだ。


寤「大丈夫だよ。コナンくんに虐められてるだけだから。」


コナン「……おい。」


光彦「コナンくん、いじめはいけませんよ！」


歩美「そうだよ！先生も言ってたもん！」


元太「先生に言っちゃおーう！」


寤「言っちゃおー！……いでっ」


ふざけて子供たちと言うと、新ちゃんは私の頭を叩いた。


なんか私だけ対応違くないか？ん？


コナン「静かにしろよ。」


寤「大丈夫。うるさい子がいる中だと目立たないよ」


コナン「バーロー、そういう事じゃねぇよ」


新ちゃんは私の指に巻いてた包帯を取ると、綺麗に巻き始めた。


寤「あぁ！自由っていいね！感動だよ！」


コナン「言ったそばから……」


歩美「お庭に遊び行こう！」


光彦「博士がスイカ割りの機械作ってくれたんですよ！」


寤「え！なにそれ気になる！」


元太「行こうぜ行こうぜ！」


寤「オーオー！行こうぜ！」


小学生ってこんなに楽しかったっけ？


急に気持ちが軽くなって、歩き始めた子供たちに続きソファを立った。


コナン「あっ、おい！」


薇「だぁぁぁあ！！！！いってぇえ！！」


コナン「……はぁ。」


薇「待って……ほんと……あ、あ、あ、」


コナン「大人しくしてろっつったろ。」


薇「いや、大人しく……して、た……つもり。あぁ……」


足を抑え固まっていると新ちゃんはソファに座ったまま、私の手を引いた。


薇「待って、待ってよ！」


そのままソファに倒れ込むように座った私。


薇「し……振動が……痛いです。……パイセン」


コナン「自業自得だ。」


。
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