【名探偵コナン】僕と彼女が息た道 《始まりの物語編 Part.2》

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寤side



松葉杖を持ち庭に行くと、もう準備が整ってたらしい。


元太「遅せぇぞ！」


コナン「悪ぃ悪ぃ。で、なんだよこれ。」


博士「スイカ連続切り機じゃ！」


寤「……物騒だな。」


コナン「……ナイフついてんだろ？大丈夫なのかこれ。」


博士「安心せい！セラミックナイフで切るんじゃよ。」


あんまり変わらなくねぇか？


新ちゃんは下がっとけと子供に言う。


私もその方がいいと思う。博士が作るものだもん。


博士「よぉーし！行くぞぉ！」


光彦「おぉ！」


元太「行っけぇ！」


博士がボタンを押した瞬間、機械の上から出てきたものでスパンとスイカが切れた。


寤「おお、切れてる。」


そのまま角度を変え刃が入るうちに、スピードがおかしくなってきた。


博士「おぉ？」


元太「なんかおかしくねぇか？」


光彦「……すいかがジュースになっちゃいそうですね。」


歩美「大丈夫なの？」


心配そうに見ていると、博士が機械を見て叫んだ。


博士「隠れるんじゃ！」


寤「え、え、急すぎんか！？」


コナン「馬鹿、早くしろ」


新ちゃんは私の手を取ると壁に隠れた。


その瞬間いやぁーな音がする。


寤「なんか、焼けた鉄の匂いがする。」


博士「あぁぁ！傑作が！」


コナン「ははは……こうなると思ったよ。」


目の前には煙をあげる機械。


地面に散らばるスイカ。


寤「あれ？刃は？」


光彦「あれじゃないですか？」


光彦くんが指さしたそこには、壁に刺さった刃があった。


寤「……セラミックナイフなんじゃなかったっけ？」


コナン「……死ぬところだったぜ。」



。。

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