嫌われ者は愛されたい！！【wrwrd】 (ページ15)

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13話ページ15

待っててくれてたんだ……全然気づかなかった
sha「？水嶋、涙のあとあるやん！えっ何かされたん！？」
A「いやっ！これは違いますっ僕こうやって誰かが来てくれることなくてっ友達とかもいなかったですし、ただただ嬉しくてっ」
zm「……このあと時間あるか？」
A「？…いや、これから勉強しなきゃいけなくて」
母「いってらっしゃい」
A「！？あっ行っていいって！」
zm「勉強もあるんやったらどうせなら家来て勉強するか！ついでに泊まるか？」
A「！？お泊まりっ！」
母「それだったら別にいいわよ」
ここまでお母さんが許してくれること…なかったな……すごい嬉しい！！

zm「やったら荷物もってき！明日から休日やしどうせなら3泊するか！？」
A「！？しても…いいの？」
zm「ええよ！俺は大歓迎やで！」
母「これでも持っていきなさい」
[そう言って渡したのは小さめなキャリーケース]
へへっ初めてのお泊まり…！！初めての友達っ！こんな楽しかったの今までで初めて！全部が初めてのことっ初めて産まれてきてよかったと思える
A「準備できたよ！！」
zm「おう！やったら行こか！」
sha「俺も泊まるから一旦帰るわ！」
zm「俺の家は知っとるもんな！えっと水嶋のお母さん？失礼しました！」
sha「失礼しました！」
A「お母さん……いってきます」
母「いってらっしゃい」

ゾムさんたちがいるからなのか分からないけどっ送ってもらえた！いってらっしゃいって…
A「んふふ🎶」
zm「めちゃくちゃご機嫌やん」
A「あっ…すいませんっあのっ友達…と泊まるとか本当に初めてでっどこかに泊まるとか遊びに行くの許して貰えなかったのでっ」
zm「……友達…か」
えっ友達じゃない…のかな？僕、早とちりしちゃったっそうだよねっこんなやつと友達なんてっ
zm「んふっ友達やって思って貰えて嬉しいわ！」
A「へ？」
zm「でもな〜友達やったら敬語とかいらへんのとちゃう？普通ゾムって呼び捨てでええし！」
A「えっえっ？ぞっゾムさん？」
zm「呼び捨てせんのやったら返事しいひんわ」
えっ…呼び捨てしないと話して貰えないってこと？
A「あっゾッさ……ッ！ゾムさん？」
[無視を決め込むゾム、しかしA歩幅にしっかり合わせながら歩いているところを見るに嫌っていないようだが、Aがどう思うのか……]