検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:9,337 hit

メイド編 第4話 ページ5

「じゃ、僕から質問。」

私が黙っていると、スッとチャラ男が手を挙げる。


「君……何カップ?」


セクハラじゃねぇか。

「棺桶に入られては如何でしょう?」

愛嬌たっぷり、笑顔でそう返事した。

「はっきり言うねぇ。」

そう言ってチャラ男は苦笑する。

殴りたい……。

「ふむ……では、私からも質問だ。」

ロン毛が手を挙げた。


「………貴様はSか?それともMか?」


知るか。


「Nですね。」

適当に返事をする。
SだとかMだとか、第一に言われたことがない。

「はいはーい。俺からもー!」

すると、次はM男が手を挙げた。
何でお前ら一々手を挙げるわけ!?


「………今度、俺のこと踏んでみて?」


何だ斬新なその質問。

「そういう質問しかないんですか!? というか、スカイ様にいたっては質問じゃなくてお願いですよね!?」

あぁもう!先が思いやられる!

思わず手を額に当てる。
強めの口調で言ったせいか、3人とも黙ってしまった。

「………おいペット。」

しまった。私としたことが……。
スッゴく睨んでくるんですけどこのロン毛。

怒られると思い、身構える。
すると……、

「面白いな、貴様。」

「…………はい?」

ロン毛の発した意外な言葉に、私は首を傾げた。
チャラ男やM男の方をチラ見すると、チャラ男はニヤニヤしており、M男は不機嫌そうにこっちを見ている。

「よし、貴様のことはペットではなく名前で呼んでやろう、アルサ。」

言いながら、1人納得しているロン毛。

何だ? 何が起こってるんだ? まさか………
気に入られた!?

「あーあ、気に入られちゃったね。アルサちゃん。」

そのまさかかよ!?

メイド編 第5話→←メイド編 第3話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (18 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
8人がお気に入り
設定タグ:オリジナル , メイド , 主従関係   
作品ジャンル:ラブコメ, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Usana(プロフ) - 飽き性さん» あぁ!返信遅くなっちゃってごめんなさい(-_-;)コメントありがとうございます!苦労人ヒロイン可愛いですよね!更新頑張ります! (2017年3月13日 19時) (レス) id: f425269609 (このIDを非表示/違反報告)
飽き性(プロフ) - こういうヒロインが苦労人の話大好きです!更新がんばってください!(*^_^*) (2017年1月10日 11時) (レス) id: 2748bea7af (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:SAN | 作者ホームページ:http://http://uranai.nosv.org/u.php/hp/suirinko3m1/  
作成日時:2015年12月10日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。