_Your World.【wrwrd!】 (ページ7)

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暖かい何かが体に触れる感覚、甘いいい匂いが鼻を擽る、

『…ん…』

なんて、ゆっくり目を開ければ、淡いﾋﾟﾝｸの大きなﾍﾞｯﾄに横になっている事に気付く、
暖かい何かは、自分の熱で暖まったふかふかの毛布であり、それにくるまると大きなﾍﾞｯﾄの上をｸﾞﾙﾘと回る、

そうして、後ろ側にｸﾞﾙﾝと回ると、ｺﾁﾗを唖然として凝視している、さっきあった金髪の男性、

kn「…はは、愉快やなぁ」

なんて、笑うその顔は可愛らしくて、恥ずかしくなれば毛布に顔を隠す、

『す、すみませんなんか……』

なんて、顔を隠しつつもそういえば、ｶｱｱ、と熱が顔に集まるのを感じる、

自分でもこんなの初めてて、毛布から顔を出してみれば、
相手はｸｽﾘ、と微笑み、私の手をとると、接吻を一つ、落とす。

手の甲に広がる熱は、身体、顔にまで到達し、何も言わずに悶える事しか出来なかった。

kn「俺はｺﾈｼﾏっちゅーんや、宜しくやｱﾝﾀは？」

なんて、優しく問われれば

『あ、私はA、っていいます…!』

なんて、いつまでも横になっていたままではいけない、と思えばｽ､と座り直し、そういう、

ｺﾈｼﾏ…、さんか…

なんて、脳内で相手の名前を呟けば、一人恥ずかしくなる、

kn「Aか、ええ名前やな」

なんてﾆｶｯ、と笑う相手、

自分の心情の変化に気付くことは、少しまだ先だ。

＊