いろんなお話 with JUMP

大貴と○○　２ ページ7

Noside
また村中が食料不足に陥りました。

それと同時に母が体調不良になってしまいました。

母は寝込んでおり、とても辛そうでした。

大貴と侑李は考えました。

有「俺らが母さんにできることってなんだろう…」

知「食べ物をちゃんと食べさせてあげることじゃない？

　 だから… 森の中に僕らが逃げれば、母さんは食べ物を得られるよ。

　 僕らができるのはそれしかない。 それしか考えつかない。」

有「…」

大貴は悩みました。

家族はいっしょにいるべきものであると思う自分もいる。

でも母に出来ることは侑李が言ったことだけだと思う自分もいる。

有「２日間、時間をくれ。その間に答えをだす。」

２日間後、大貴は森の中に逃げ込むことに決めました。

その日の夜に逃げる準備をして、ばれないように逃げました。

翌朝、森にたどり着けました。 でもやはりおなかは空いてしまいます。

食べ物も持ってきてません。

知「お兄ちゃん、あれって…」

有「お菓子の家だ！」

２人は早速お菓子の家を食べ始めました。

中「誰だい？ 家を食べている人は？」

有「あっ…」

お菓子で作られていても、これは家なわけですから人が住んでいるでしょうね。

知「ごめんなさい…」

中「窓がなくなってしまったね。」

おばあさんの手には包丁が握られていました。

有(やばい… 殺される…)

大貴は声を出そうとしましたが、あまりの恐怖に声が出ませんでした。

中「中に入ってもらっていいかい？」

２人はおばあさんのいうことを素直に聞き入れました。

殺されてしまうかもしれないという恐怖に襲われながら。

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