青色と非日常と ページ3
「デートせぇへん？」
後ろからひゅっと顔を出してニコニコと話しかけてきた鬱先生。
お誘いを断るのはものすごく心苦しいけれど先程物凄い隈をつくってフラフラと「鬱……コネシマ……コロス……」と歩いていたトントンを見たあとでは何としても書類を出させなくては……
『書類仕事が終わられたら是非』
「もう終わっとるよ〜」
『凄いですね！！でしたらそれをトントンさんにお渡ししてから行きましょうか！！』
「すみません終わってないです6割です」
『じゃあ終わらせましょう？その後ならいくらでもお付き合いしますよ』
「ええ〜いやや〜」
『サボってあとで怖い思いするのは鬱さんですよ。ほらほらお仕事しに行きましょう』
やだやだとごねる鬱先生をなんとか引っ張って彼の仕事場へと向かい机に向かわせる。
幹部に回ってくるような書類だ、きっと重要なものばかりだろう。
一定の距離以上は近づかないようにして大人しく待つようにしよう。
机に向かって私が帰らないので観念したのかカリカリと聞こえるペンの音とん〜と時々唸る鬱先生の声。
しばらくして飽きてきたのかなあなあ、と声をかけられた。
「退屈やろ？お話せぇへん？」
『手が止まらない程度なら……』
「ふふ、付き合ってや。息抜き程度でええから」
『勿論ですよ』
それならば、と頷く。
承諾するとやったわ、と喜んでいた。
「せやなぁ何話そうかなぁ」
『そうですね……』
「じゃあAちゃんの元いた世界のこと教えてや」
『私の元いた世界の話ですか？』
「そう。ああでも思い出すの辛い、とかやったら無理せんでええからな？教えてくれへん？」
『そうですね……何から話しましょう……』
この世界と元の世界では違うことが多すぎる。
それに何から話していいものか分からない。
どうしようと悩んでいるとそうやなぁ、と鬱先生が肘をつきながら私を見て笑った。
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.＊桜餅＊.@柿の種軍団_副団長(プロフ) - 凄く面白くて、最初から一気に読んでしまいました！私も作者やってますが、こんなに素敵な作品作れません…！体調に気を付けて更新頑張って下さいね！応援してます！ (2021年1月10日 22時) (
レス) id: 61b4604950 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 低評価荒らしでしょうか…？反抗するためといってはなんですが、星10を押させて頂きました、これからも応援してます！頑張ってください！ (2020年12月15日 23時) (レス) id: e30e1010c9 (このIDを非表示/違反報告)
蓮 - 続編おめでとうございます！！とても読みやすくて好きです！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年12月14日 1時) (レス) id: dc1a08746a (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅ｨ(プロフ) - 続編おめでとうございます！！これからも楽しく読ませて頂きます！(￣^￣)ゞ (2020年12月6日 15時) (レス) id: a969f38b6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：螢 | 作成日時：2020年12月5日 20時
