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暗殺４５ ページ45
走り疲れてフラフラする。
今どこまで走ったのか分からない。
ひたすら旧校舎内の廊下を歩いている。
すると、ドンっと誰かとぶつかってしまった。
「ご、ごめんなさ…」
思った以上に声が出ず、途切れてしまった。
「ううん、平気…って蒼波さん？！どうしたの？」
「渚くん…何でもないよ……」
ぶつかった相手は渚くんだった。
どうしたの？というのは、おそらくこのぐしゃぐしゃな泣き顔。
絞り出したような声で振り切ろうとするが、手首を不意に掴まれて進めなかった。
「僕でよかったら話聞くから…！何があったの？」
親身になって聞こうとしてくれた。
でも、今の私には上手く話せる自信がなかった。
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作者名：彗 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sui12141/
作成日時：2015年3月15日 2時
