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暗殺４４ ページ44
今更自分の気持ちをはっきり認めたって遅かった。
ふと、落ち着きを取り戻し彼らを見た。
抱き合ってる…？
「は…ははっ……私ってバカだよ、本当……」
堪え切れてた涙も思わず出てしまった。
ぽろぽろと零れ落ちる涙は自分でも止められなかった。
一刻も早く立ち去ろうと、足を動かす。
その瞬間、パキッと枝を踏んでしまった。
「…っ！」
私はビクッと怖気づいてしまう。
見つかる、そう考えると自然と走り出していた。
「…Aちゃん？」
「今の、Aちゃんですよね？どうしたんでしょう…涙が浮かんでいるように見えましたが」
「え…泣いてた？！ごめん、奥田さん続きまた今度話すから！」
「は、はいっ！」
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作者名：彗 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sui12141/
作成日時：2015年3月15日 2時
